大学修学能力試験(以下、修能)をしないK-POPアイドルが増加中だ。
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例え入学しても、スケジュールに忙殺され学業に専念できないからだという。そのため、最初から入試を諦めたり、修能(日本の大学入学共通テストに相当)を受けず、本業に集中するK-POPアイドルが増えている。
その1人が、K-POP第4世代を代表するNewJeansのメンバー、ヘリンだ。
11月7日、NewJeansの所属事務所ADORは、高校3年生のヘリンは11月14日に行われる2025年度の修能を受験しないことを決めたと明かした。2006年生まれのヘリンは今年の修能受験対象者だが、グループのさまざまな活動が予定されているため、試験を受けずに本業に集中することを選んだという。
そしてヘリンと同じく2006年生まれのNMIXX・ギュジン、LE SSERAFIM・ウンチェ、FIFTY FIFTY・ハナも試験を受けず、本業のアイドル活動に専念する。
昨年はIVEのウォニョンが2年連続で修能を受けないとして注目を集めていた。
ウォニョンの所属事務所STARSHIPエンターテインメントは、「本人の意見により、今後、大学進学の可否を決める計画」と公式に発表し、大学入試は先送りにしてIVEの活動に励むと伝えた。
そんなウォニョンは2024年度の修能試験の前日、IVEのメンバーたちとともに応援メッセージを公開した。ウォニョンは、「皆の応援が必要な修能が近づいてきた」とし、「受験生の皆さん!緊張せず、夢に向かって最善を尽くして、最高の瞬間を迎えられるようIVEが応援している」と受験生を応援した。
このように、女性アーティストが大学入試を受けず、本業に集中するという流れは、BoAの時代から始まっていた。
200年、13歳でデビューしたBoAは、2012年に出演したバラエティ番組『キム・スンウの乗勝長駆』(原題、KBS2)で、「大学には行けなかったが、学業を諦めたことを後悔していない。代わりに、それだけ貴重なキャリアを築けた」として、「一時は大学に行こうか悩んだが、それは幽霊学生だった。歌手生活を送るのに大学の看板が必要だとは思わない」と自身の考えを明かしたことがある。
また、歌手/女優のIUも大学に進学せず、芸能活動に邁進してきた。彼女は過去、バラエティ番組『ヒーリングキャンプ』(原題、SBS)で「学校に行くことが好きではなかった。高校を卒業したら学校生活が終わると思い、卒業を目標に過ごしていた。また、芸能活動のために学校生活を疎かにしたこともあった。正直に言うと大学に入れる成績でもなかった。特例入学で勉強を頑張って入学できれば格好いいが、高校卒業も危ういのだから大学は難しいと思った」と、進学しなかった理由を赤裸々に告白している。
さらに、少女時代のテヨンも、あるラジオ番組で「勉強はしたいが、活動もあって条件が合わなかったので行かなかった」と明らかにし、女優のスジも「出席もあまりできないのに、大学に必ず行かなければならないのか?」と語っていた。
大学が成功の基準だった時代は芸能活動と並行して大学に進学するK-POPアイドルも多かったが、その基準も大きく変わり、本業での成功を望むK-POPアイドルが増えたようだ。
(記事提供=OSEN)
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