韓国の男性コメディアン、イ・ジンホが過去のインターネット違法賭博を告白し、BTS・JIMINなどの芸能人が金銭トラブルに遭ったことが発覚したなか、イ・ジンホに対する広報大使解除や番組降板などの後続措置が続いている。
イ・ジンホは10月14日、「2020年、偶然な機会でインターネット違法賭博サイトでゲームを始めることになり、手に負えない借金を抱え込むことになった。知人たちの厳しい忠告と、自分が愛するこの仕事を再びできないかもしれないという恐怖によって、一歩遅れて気を取り直し、賭博から手を洗うことができたが、すでに多くの人々に金銭的支援を受けた状態だった」と告白した。
続けて、「毎月着実にお金を返済しており、今後も死ぬまでこの借金は必ず自分の力で全て返済するつもりだ。金銭的な損害も損だが、何より自分を信じてお金を貸してくれた方々にとても申し訳なかった。いっそすべてを告白して罰を受ければ、少なくともこのような不安感から抜け出すことができるのではないかと考えたりもしたが、自分が仕事をしてこそ、少しでも借金を返済していくことができたので、そのような気持ちもやはり“一人だけの欲ではないか”として気軽に選択を下すことができなかった」と伝えた。
イ・ジンホは「とても恥ずかしくて申し訳ない。他人の模範になる良い人になれなくても、少なくとも誰かに後ろ指を差される人にならないように熱心に努力して生きる。最後に自分に残された債務は、何があっても返済していくことを約束する。警察の調査も誠実に受け、自分がした過ちを代価を払う」と明らかにした。
最近も活発に芸能活動を繰り広げたイ・ジンホだっただけに、彼の違法賭博の告白には大きな衝撃が広がった。
イ・ジンホがレギュラー出演していたJTBCバラエティ番組『知ってるお兄さん』側は、「イ・ジンホが今週の放送から降板する。既存の撮影分については最大限編集する予定だ」と説明した。
また、10月15日より公開予定のNetflixバラエティ番組『コメディ・リベンジ』側は、「すべてのコンテンツは多数のコメディアンだけでなく、画面の裏で努力した数百人のスタッフと制作スタッフ、関係者の献身と努力が反映される結果だ。団体チーム戦で進行されるだけに、構成上、特定チームの全面編集は話の構成が成立しない構造的制約がある」と説明した。
このなかで、イ・ジンホの故郷も彼に背を向けた。
イ・ジンホは昨年、華城(ファソン)市の広報大使に委嘱されたことがある。
イ・ジンホは華城市出身の代表的な芸能人として同市の広報大使に委嘱され、華城市の広報活動、各種お祭りやイベントなどに参加し、華城市広報大使として幅広く活動を展開してきた。
しかし、違法賭博を犯して物議を醸しただけに、広報大使としての任務をこれ以上遂行することができなくなった。
本サイト提携メディア『OSEN』の取材によると、華城市はイ・ジンホ広報大使の委嘱解除をめぐって検討中であり、とある関係者は「現在、関連条例を検討中だ。検討と報告をした後、結果が出るだろう」と明らかにした。
華城市広報大使の委嘱条例第4条「委嘱解除」によると、品位損傷など職務を遂行するうえで不適切だと認められる場合、委嘱解除が可能だという。
そんなイ・ジンホは芸能界の同僚からも金銭を借りたことで問題を大きくした。
BTS・JIMINが1億ウォン(日本円=約1100万円)の金銭被害を受けたことが知られ、コメディアンのイ・スグンやWanna One出身の歌手ハ・ソンウン、歌手ヨンタクなどもイ・ジンホにお金を貸していたことがわかった。イ・スグン、ハ・ソンウン側は「把握中」として言及を避けている。
なお、イ・ジンホは1986年4月15日生まれの38歳。2005年にSBSの7期特別採用コメディアンとして芸能界デビューした後、SBSバラエティ番組『ウッチャッサ』(原題)を通じて多くの愛を受けた。
以降も『コメディビッグリーグ』など多様な公開コメディ舞台や、『知ってるお兄さん』などの多数のバラエティ番組に出演するなど、人気コメディアンの一人として知られてきていた。
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