女優ヨム・ヘランの美談が明らかになった。
先立って9月30日、女優のパク・チアさんが脳梗塞でこの世を去った。享年52歳。
彼女が集中治療室で戦っていた当時、ヨム・ヘランは何度も見舞いに訪れて快方を祈り、看病も手伝ったという。ヨム・ヘランはパク・チアさんより4歳下の後輩で、2人はNetflix『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』(22)で共演した経験がある。
このようなヨム・ヘランに関する情報は、故人の弟が公表した感謝文によって遅れて知らされた。パク・チアさんの弟は10月8日、ヨム・ヘランが「2024アジアコンテンツアワード&グローバルOTTアワード」で主演女優賞を受賞したあと、姉を追慕した記事を共有して感謝を伝えた。
当時、ヨム・ヘランは「生前、私にいつも“恵まれた俳優”と言ってくれたパク・チアさんを記憶し、彼女が天国で安らかに休むことを祈る」と追慕していた。
パク・チアさんの弟は、「姉が集中治療室で生死も境を彷徨っていた時も、面会ができない状況でも何度も訪ねてくれてドアの外でも切実に祈ってくれた。生死の峠をかろうじて越え、闘病中にも何度も訪ねてくれて、意識のない姉に力になってくれる対話と看病をしてくれた。私の家族も知らないうちに姉に見せてくれた愛、友情を、看護師さんたちから伝え聞いた」と話した。
続いて、「姉が行く最後まで一緒にいてくれる友情を見せてくれた。私の母の手をぎゅっと握って抱きしめながら慰めてくれた。感謝の気持ちばかりだ。私に余裕がなくて挨拶もまともにできなかったので、もう一度頭を下げて深く感謝申し上げる。日常で偶然記事を見た。母と私にとって大きな力になる。嬉しい受賞にも、姉を忘れないでくださって感謝する。そして受賞おめでとう」と伝えた。
なお、パク・チアさんは2002年に故キム・ギドク監督の映画『コースト・ガード』で名を広めると、『春夏秋冬そして春』(03)、『うつせみ』(04)、『ブレス』(07)と複数のキム・ギドク作品に多数出演。そしてザ・グローリー』で“いじめ被害者”ムン・ドンウン(演者ソン・ヘギョ)の母親役として強烈な印象残すと、以降も映画『万分の一秒』(23)、『ハイジャッキング』(24)、ドラマ『力の強い女 カン・ナムスン』(JTBC)など、さまざまな作品に出演している。
そしてヨム・ヘランは2000年に演劇『チェ先生』でデビューし、ドラマ『ディア・マイ・フレンズ』『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』(16)、『椿の花咲く頃』(19)、『悪霊狩猟団:カウンターズ』(20)、『マスクガール』(23)など多くの作品に出演し、韓国作品に欠かせない女優として愛されている。
(記事提供=OSEN)
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