韓国俳優が建設現場で働かざるを得なかった苦しい時期を初告白した。
10月7日に韓国で放送されたバラエティ番組『同床異夢シーズン2-あなたは私の運命』には、俳優のペク・ソンヒョンが出演。連続ドラマの皇太子と呼ばれる彼は、子役からしっかりとキャリアを積み、今年でデビュー31年目だという。
そんなペク・ソンヒョンはこの日、誰も知らなかった話を初告白し、注目を集めた。「軍除隊直後にコロナ禍になる、作品がなかった」として、2017年から突如仕事がなくなったと告白。「結婚して家庭を持ち、責任感で不安になった。2020年に結婚するとすぐに長女ができた」として、「夫になってすぐに家長になり、責任が多くなった」と話した。
続いて、「私が家長として働かなければ家族が大変になる」として、建設現場で働き、掘削機の免許まで取得したとのことだ。
掘削機免許を取り、現場で業務を始めたというペク・ソンヒョンは、「母親が建設業をしていたので、その会社で働いて日当をもらっていた」と説明。主な業務としては、「排水設備が詰まったら、汚れた排水管の洗浄作業もたくさんした」とし、「通っていた現場は緊急作業が多く、見過ごせない姿もたくさん見た」と明かした。
そして、「ある日はパン屋の厨房が現場だったのがが、数年間詰まった食べ物のカスでいっぱいだった」と話した。ウジ虫などの虫が多かったという。「すべて手ですくって捨てた」とし、不慣れで険しいので容易ではなかったとも明かしている。
また、「依頼を受けてデパートの現場にも行ったが、古い汚物管に汚いものが詰まっていた」として、「通う度に他の作業者たちが私たちは避けるほど。真夏だったので臭いも酷く、ご飯も別れて食べなければならなかった」とし、人間が近寄れないほどの向くほどつらい環境だったと話した。
ほかにも、「母親の会社だからといって日当を多く貰えたわけでもない。決まっていた分の日当15万ウォン(約1万5000円)を受け取った」という。3年間、現場の仕事をしたというペク・ソンヒョンは「撮影の前もしていた。家長なら当然、そのように仕事をしただろう」と家長の責任の重さを広く知らせた。
そんなペク・ソンヒョンの妻は当時の心境について、「誰が見てもペク・ソンヒョンに似た人だと思うほど、そのような姿がありがたくて心強かった。(この人と)よく結婚したと思った」と話した。妻はペク・ソンヒョンに「家長の重責を少し降ろして、休む時は休んで趣味でも楽しんだら。自分の生活も楽しく送ってほしい」と話した。
するとペク・ソンヒョンも「妻こそ、今よりもっと輝く主人公として生きられるようにそばでよく支える」として、「これからスケジュール共有を頑張ると話した。申し訳ない」と謝罪するとともに愛を伝えた。
(記事提供=OSEN)
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