人殺しの子供の父親、チャン・ドンゴン6年ぶりの映画はヘヴィな役に「実際に子供がいるので…」

2024年09月04日 映画 #韓国映画

自分の子供が人を殺めた。このような恐ろしい想像が現実になった場合、親はどのような選択をすべきなのか。

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『王宮の夜鬼』以来、6年ぶりにスクリーン復帰する俳優チャン・ドンゴンは、残酷な運命に置かれた小児科医を、どのように表現するのだろうか。

9月4日、ソウル広津(クァンジン)区のロッテシネマ建大入口では、映画『普通の家族』(原題)の製作発表会で行われた。

韓国で10月に公開の『普通の家族』は、4人の大人が子供たちの犯罪現場を映した監視カメラ映像を見てしまうことから物語が動き出すサスペンス作品。世界4大映画祭の一つである「第48回トロント国際映画祭」をはじめ、各国の映画祭に19度も公式招待されている。監督は『ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女』(16)、『世宗大王 星を追う者たち』(19)などをホ・ジノだ。

子供の犯罪現場を目撃してしまうのは、殺人者の弁護も請け負う弁護士のジェワン(演者ソル・ギョング)と妻のジス(演者スヒョン)、そして小児科医でジェワンの弟のジェギュ(演者チャン・ドンゴン)と教育や介護もこなす翻訳家の妻ヨンギョン(演者キム・ヒエ)の4人。

チャン・ドンゴン、ソル・ギョング、キム・ヒエ、スヒョン
(写真提供=OSEN)右からソル・ギョング、チャン・ドンゴン、キム・ヒエ、スヒョン

チャン・ドンゴンはジェギュという役について、「原理と原則を重要視しながらも、一方では感情が豊かな人物」と説明し、「本人だけでなく、子供たちも信念を持って生きていくことを願う」と紹介した。

続いて、「自分の子供の犯罪現場を監視カメラで初めて見ながら体験することになることを扱う」として、「実際に子供がいるので、具体的な想像をすることになった。演技がとても難しかった」と言及。そして「人間の二面性を垣間見ることができる作品」とし、「映画が終わった時、“私はどんな人だろうか”と自然に考えてしまった。誰もが心を揺さぶられるだろう」と述べた。

現実的な役も注目ポイントの一つだ。チャン・ドンゴンは「これまで映画では、戦場の人物やヤクザや殺し屋といったキャラクターを多く演じてきた。初めて現実に足を踏み入れて生きる一人の姿を演じた」と話した。

チャン・ドンゴン
(写真提供=OSEN)チャン・ドンゴン

また、夫婦役を演じたキム・ヒエはチャン・ドンゴンに対して、「俳優以上に人間としても発展する姿を見ながら、“我が国にこんな素敵な俳優がいて嬉しい”と思った」と称賛していた。

映画『普通の家族』は韓国で10月公開。

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