ヒューマンドラマを届けるはずが“人気歌手の死亡説”にまで発展…韓国放送局に抗議が殺到

2020年03月04日 話題

f(x)のルナがテレビ番組を通じて亡き友と過ごした日々を振り返ったが、視聴者からは放送後に苦言が押し寄せた。

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去る3月3日に韓国地上波MBCで放送された『人が好き』(原題)に出演したルナは、昨年10月にこの世を去ったf(x)出身のソルリ、そして11月にこの世を去ったという親友イ・ジウン氏への思いを語り目頭を熱くした。

イ氏は歌手を夢見ており、ルナにとって家族のような存在だったという。デビュー以降パニック障害に苦しんだルナだったが、イ氏もルナと同じ苦しみを味わっていた。「2人で頑張って打ち勝とう」と励ましあう関係でもあった。

しかし、放送後にイ氏にまつわる内容が報じられる過程で、本名が同じイ・ジウンである歌手IUのファンから苦情が殺到した。

IUのファンらは現在、「報じる際に“イ・ジウン死亡”というタイトルをつけるのは紛らわしい」「話題性のために一般人の実名を公表している」とマスコミに抗議を続けている状況だ。

写真左からf(x)ルナ、IU

こういった議論が続き、イ氏の遺族も実名及び生前の姿が同意なしに放送された点についてMBC側に抗議した。

イ氏の妹は、「番組で言及されたソルリは、ルナと同じグループのメンバーで芸能人だった。だけど、姉は一般人だ」とし、「どうしてプライベートな内容まですべて公開されなければならないのか。少なくとも遺族に連絡し、許可を得て撮影すべきだった」と不満を吐露した。

さらに、「“IUだと思った”、“タイトルに釣られた”と話題に上り、肉親の死がゴシップのように扱われる様と、それを見る遺族のことを考えたのか。本当にとても不快で、腹がたって理解ができない」と怒りをあらわにした。

一方で、MBC側は「撮影前に、ルナがこれまで連絡を取り続けてきたイ氏の遺族に直接連絡をとって同意を求めた」とし、「SNSに書き込みをした遺族は放送の内容を知らない状態で書き込みを行ったようだ。現在当該の書き込みは削除されている」と立場を明らかにしている。

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