俳優のユ・アインが一審で懲役1年の実刑を宣告され、法廷拘束されたなか、ネット上では様々な反応が上がっている。
9月3日、ソウル中央地裁・刑事合議25-1部は、麻薬類管理法違反、大麻喫煙および教唆、証拠隠滅教唆などの容疑で在宅起訴されたユ・アインに対して、懲役1年、罰金200万ウォン(約20万円)の一審判決を宣告した。
先立って検察は7月24日の公判で、ユ・アインに懲役4年、罰金200万ウォン、追徴金154万ウォン(約15万円)を求刑していた。
この判決を受け、ネット上では食い違った反応を見せている。一部は「ドン・スパイク(2023年に覚醒剤購入で懲役2年を言い渡された作曲家)も実刑なので、ユ・アインも行かなければならない」「俳優人生は終わった」「当然のことだ」などの反応を示した。
だが一方で、「初犯なのに拘束だなんて」「執行猶予じゃないのか」「麻薬犯罪の初版で実刑を受けるなんて珍しい」などの声もある状況だ。
なお、ユ・アインは2020年9月から2022年3月にかけて、病院14カ所で美容施術目的の睡眠麻酔を口実にプロポフォール、ミダゾラム、レミマゾラム、ケタミンなど医療用麻薬類を181回にわたって常習投薬した疑惑を受けている。
また、2021年5月から2022年8月まで44回にわたり、他人名義で睡眠薬を不法処方された疑惑もある。検察は、ユ・アインが知人に証拠隠滅を指示したり、アメリカで一行に大麻喫煙を強要したりした状況も追加でつかんだ。
ユ・アイン側は、大麻喫煙と麻薬類投薬などの容疑は認めたが、大麻喫煙教唆、証拠隠滅教唆、麻薬類管理法違反のほう助、海外逃避などの容疑は否認してきた。
加えて8月28日には、30代男性に性的暴行を加えた疑いで警察の取調べを受けた。被害男性は今年7月、龍山(ヨンサン)署に「龍山区の住居で寝ていたところ、ユ・アインから性的暴行を受けた」という内容の告訴状を提出した。
性的暴行に関してユ・アイン側は、「告訴内容は事実ではないことを明らかにする」と直ちに反論していた。
◇ユ・アイン プロフィール
1986年10月6日生まれ。本名オム・ホンシク、韓国・大邱(テグ)出身。2003年のドラマ『四捨五入』でAraの恋人役を演じ一躍有名に。デビューから1年でファンミーティングが開催されるほど異例の速さで人気を高めるが、芸能活動を一時休止。2006年から活動を再開し、様々なドラマや映画で助演を務める。2010年のドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』で強い存在感を発揮し、ドラマ『ファッション王』『チャン・オクチョン』『密会』、映画『ワンドゥギ』『ベテラン』『王の運命 -歴史を変えた八日間-』『バーニング 劇場版』『#生きている』などの話題作に出演した。
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