来日中の俳優パク・ソジュンが、大ヒットドラマ『梨泰院クラス』の日本人気を改めて振り返った。
東京・大阪の2都市で開催する対面ファンミーティング「ソジュンシ(時)」のため来日したパク・ソジュンは、8月23日に東京都内で行われた記者会見に登場。
MCの「出演された作品たちが本当にたくさん愛されてきたなかで、記憶に残るエピソードが特別にある作品はありますか?」という質問に、日本ではNetflixで配信され人気を博した『梨泰院クラス』を挙げた。
パク・ソジュンは「当然、すべての作品が僕にとっては大切で、何が本当に最高だったと言うのは難しいです」と前置きつつ、「『梨泰院クラス』のときは、日本のファンの方々がたくさんパロディをしてくださるのを体感しました。当時はコロナだったので、直接体感することはできなかったですが、とても愛されているということを感じました」と、日本での反響を振り返った。
続けて、自身が演じた主人公パク・セロイの独特な髪型にも言及し、「あのショートヘアがあれだけ流行するとは思いませんでした。でも、多くの方々があのキャラクターに対する愛をたくさん示してくださり、韓国だけでなく日本でもたくさんパロディをしていただき、愛されているんだなと体感できました」と語った。
「毎回、作品に出演する度にいろいろなことが頭の中に残ります。自分としては作家さんの作品を作る意図をたくさん考え、多くの教訓を得ています」というパク・ソジュンは、『梨泰院クラス』を通じて「所信を持って生きる人生が大事だということ、他人が“違う”と言っても自分が正しいと信じる価値観を勇気を持って話すこと」に共感を得たという。
そして、「そうやって自分は生きているのか、ということをたくさん考えることができました。本当に人生のことを考えさせてくれる、そんな教訓を得た作品だったと思います」と、作品への思いを明かした。
そんな『梨泰院クラス』は、2022年に『六本木クラス』として日本でリメイク。ほかにも、『彼女はキレイだった』や『ミッドナイト・ランナー』など、多くのパク・ソジュン出演作が日本でリメイクされてきた。
このことに「とても光栄に思います。それだけたくさんの愛を受けてきたのでリメイクされたと思いますし、多くの関心を持っていただけたことを光栄に思います。これからもどんな作品がリメイクされるかわからないので、常に一生懸命頑張らなければならないと思いました」と喜びを伝えると、「今後は日本の作品が韓国でリメイクされた際、そのような作品にも出演したいなという思いもあります」と、日本の作品の“韓国リメイク”への出演意欲も示していた。
なお、パク・ソジュンのファンミーティング「ソジュンシ(時)」は本日(23日)東京・有明アリーナ、25日に大阪・おおきにアリーナ舞州で行われる。
(取材・文=姜 亨起/ピッチコミュニケーションズ)
◇パク・ソジュン プロフィール
1988年12月16日生まれ。韓国・ソウル出身。2011年にB.A.Pヨングクの『I Remember』ミュージックビデオで俳優デビュー。2012年のドラマ『ドリームハイ2』で本格的な演技活動をはじめ、2014年の『魔女の恋愛』で連ドラ初主演を務めた。主な出演作にドラマ『花郎<ファラン>』『サム、マイウェイ ~恋の一発逆転!~』『キム秘書はいったい、なぜ?』、映画『ミッドナイト・ランナー』、『使者』(原題)、『パラサイト 半地下の家族』(カメオ出演)など。2020年にはドラマ『梨泰院クラス』で熱血主人公パク・セロイを演じ、熱い旋風を巻き起こした。
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