俳優チョン・ヘインのアクション演技に足りないものは何だろうか。
8月20日、ソウル・CGV龍山(ヨンサン)アイパークモールでは映画『ベテラン2』(原題)の製作報告会が行われた。イベントには主演のファン・ジョンミンとチョン・ヘイン、演出を務めたリュ・スンワン監督が参加した。
映画『ベテラン2』は、悪い奴は最後まで捕まえるベテラン刑事ソ・ドチョル(演者ファン・ジョンミン)の強力犯罪捜査隊に、末っ子刑事のパク・ソヌ(演者チョン・ヘイン)が合流し、世間を騒がせる連続殺人犯を追うアクション犯罪捜査劇で、2015年に公開された『ベテラン』の続編だ。
劇中、ファン・ジョンミンは乱暴だが情熱的な強力犯罪捜査隊のベテラン刑事ソ・ドチョル役を、チョン・ヘインはソ・ドチョル刑事の目に留まり、新入刑事パク・ソヌ役を演じている。
この日、リュ・スンワン監督はチョン・ヘインのアクション演技の点数について「10点満点で9.9点」とし「0.1点足りない理由は、アクションする時の動作があまりにも速く、没入しすぎた。だから現場で『ヘイン、もう少し余裕を持った性格に直してみて』と言った」と話し始めた。
続けて「チョン・ヘインという俳優は、責任感が大きい。例えば、1番から10番までの動作をしなければならないなら、彼はこれを早くしなければならないのだ。カメラがついていける速度でなければならないのに、さっとやってしまって『ゆっくりやってほしい』と言ったことが多かった。トライアングル・チョーク(三角絞め)という技術を使ったりもしたが、相手俳優が実際にかかってしまい、息が切れそうになったりもした。だから『どうした?これは映画だ。演技をしろ!』と言った」と笑いを誘った。
また、リュ監督は「チョン・ヘイン俳優と会って驚いたのが、夏にオファーしようと会った時に体が石だったこと。触ってびっくりした。この人は普段から本当に管理が上手いんだなと思った。動作をするときに献身的で、練習をたくさんするのは良いが、一瞬の没入度があまりにも激しくなって0.1点は減らす」と付け加えている。
さらに、ファン・ジョンミンはチョン・ヘインのアクション演技について、「本当にうまい。しかし屋上で水中アクションシーンがあるが、それを1月に撮った。寒い時に雨まで降る、撮る前に監督に『これを雪に変えてはどうか』と冗談で言ったほどだ。その寒い所で一週間ほど苦労した。 ずっと励まし合いながら『すごい、本当に』と言っていた」と振り返った。
なお映画『ベテラン2』は9月13日、韓国で公開される。
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