女子アナウンサー出身のタレント、イ・ヘソンが極端なダイエットで苦しんだ過去について語った。
YouTubeチャンネル「Sebasi Talk」には7月29日、「承認中毒から抜け出す方法」というタイトルで、イ・ヘソンの講演動画が公開された。
全校1位、ソウル大学出身のイ・ヘソンは、幼い頃から承認欲求のせいで自らを極端な人生に追い込んだ自身の話を打ち明けた。
学生時代、勉強だけに没頭していた彼女はソウル大学に入学し、「入試という課題を終えて大学に入ると、誰も私に勉強しろという話をしなかった。その代わり、これからはきれいでいなければならないと言われた」と当時の状況を伝えた。
イ・ヘソンは「20歳になると、突然みんながジムに通い始める。ハイヒールを履いて化粧をして。さ迷っていた私の新しい目標は、ダイエットと見た目を磨くことになった。極端に禁欲的な生活を再び始めた。学校に無塩の鶏胸肉と生のキュウリを持って通い始め、一般食を食べると太るのではないかと思って、ご飯の約束もできなかった。ダイエットをしながら無理なウエートトレーニングを始めた」と述べた。
続けて「勉強するときのように厳しく、死ぬ気で運動をして、一時、本当に重りをたくさん背負ったときは両側に100kgのリングをかけてスクワットをしたことがあった。この体格で、膝にかなり無理があっただろう。自分の姿が十分にきれいではないと思っていた。そうやって体重を35kgまで減らした。維持可能な体重ではない。大学生活を始めて半年も経たないうちに、今度は暴食という悪循環に陥った」と明らかにし、衝撃を与えた。
彼女は「暴食はまた、極端な運動につながったりもした。この時期に私は運動を一度始めると、縄跳びは正確に1万回、ランニングは20kmを達成しなければ終わらなかった。時間にして1時間48分。縄跳びもそのくらいかかったようだ。当時、私は暴食すると、普通の成人男性よりもはるかに多く食べた。それもクリームチーズベーグル、生クリームドーナツ、チーズケーキなどを。ドーナツを2箱買って、その場で全部食べたりした」と、極端なダイエットによる副作用に苦しんだと伝えた。
イ・ヘソンは「まだ覚えているのが、母親が私を心配して暴食できないようにするため、部屋のクローゼットの中にドーナツの袋を隠しておき、こっそり取り出して食べていた。急にとても悲しくなって、わあわあ泣いたことがあった」と振り返った。
続けて「その日、カフェに行って母に長文の手紙を書いた。“でも、私がこんなにたくさん食べ続ける理由は、私が食欲をコントロールできない人間だからではなく、心が空虚で不安定だからだと思う。この時期を少しだけ待ってほしい。私もこうやって健康を害してはいけないことは誰よりもよくわかっているから、少しだけ忍耐強く見守ってほしい”と書いた」と話して涙ぐみ、見る者を切なくさせた。
良い大学、美しい見た目、良い職業など、多くのプレッシャーの中で走ってきたが、その基準は自分ではなく外部から来たものであると気付いたというイ・ヘソンは「幸福も成績順ではないし、成功も成績順ではない」と話し、「目標に向かって走る過程をゆっくり楽しみながら進もうと努力している」と価値観の変化について説明した。
(記事提供=OSEN)
◇イ・ヘソン プロフィール
1992年11月26日生まれ。ソウル大学校経営学科を卒業し、2016年にKBS第43期公開採用のアナウンサーとして入社。2020年5月にKBSを退社してフリーランスに転向し、タレントとしても様々なバラエティ番組に出演している。またドラマ『キング・ザ・ランド』(JTBC)や『セレブリティ』(Netflix)に特別出演したことも。プライベートでは15歳年上のアナウンサー、チョン・ヒョンムと2019年11月から公開恋愛したが、2022年2月に破局した。
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