新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、韓国芸能界のイベントが次々とキャンセル、または変更されている。
最近、全世界が新型コロナウイルスの影響を恐れている。韓国では15人目の感染者が確認された状況だ。そのため去る週末も街には人と車が少なく見えた。映画館、レストラン、ショッピング街など、日頃多くの人が密集する場所も同じだった。
ファンや観客と一緒に盛り上げる歌謡界や公演界も、直接的な影響を受けた。
【注目】新型肺炎の影響続々… 音楽番組の公開収録など緊張感漂う
新型コロナウイルスの感染拡大が止まっていないため、イベントの変更が避けられない。
2月4日に予定されたBig Hitエンターテインメントの会社説明会、「パク・ミソン、キム・ソンウン、クォン・ジンヨンの女湯Show」制作発表会は、いずれも新型コロナウイルスの影響でキャンセルされた。
Big Hitエンタの会社説明会は内部的に進行し、それをYouTube上にアップロードする予定だ。新型コロナウイルスの影響で、イベントを別の方法で行うしかないわけだ。
他にも、2月5日に予定された今月の少女(LOONA)のファンショーケース、2月12日のPENTAGONのファンショーケースなどが取り消された。アーティストとファンの健康を懸念した結果の決定だった。
それらはネイバーVライブなどに置き換えられる見込みだ。先立って、最近『2YA2YAO!』でカムバックしたSUPER JUNIORも、カムバックショーを無観客で行い、録画映像をVライブを通じてファンに公開した。
ファンミーティングやコンサートも次々と延期されている。
2月22日に予定されていたX1出身キム・ウソクの初の単独ファンミーティングは、チケット販売まで延期された。
2月3日、キム・ウソク側は「現在、新型コロナウイルスの影響で、公共機関における大規模イベントの開催をキャンセルするよう勧告が出ている」とし、「当社はより安全な環境でファンミーティングを開会できるように、安全管理対策を土台にして、適切な日付と場所を探してスケジュールや計画を改めてお知らせする」と伝えた。
歌手キム・テウも2月14、15日に予定された11年ぶりのコンサートを延期にした。2月8日に予定されたWINNERのシンガポールコンサート、2月8、9日のAKMUのコンサートもキャンセルされた。
音楽番組も影響を隠せない。
SBSの『人気歌謡』、KBS2の『ミュージックバンク』、MBCの『音楽中心』など、地上波3社の音楽番組はいずれも観客を入れずに進行された。観客の歓声がない珍しい光景が広がったが、ベターな選択といえるだろう。
歌謡界だけではない。製作発表会なども、さまざまな方法で対応策を模索している。
OCNのドラマ『見た通りに話せ』(原題)の制作発表会では、消毒剤やマスクなどが用意され、2月4日に行われるネットフリックスのドラマ『私1人であなた』(原題)の制作発表会は、オフラインではなくライブストリーミングに変更される方針だ。
現在進行形で影響が出ているが、本当の影響は今からという見方もある。
2月のK-POP界は、BTS(防弾少年団)など超人気グループのカムバックが予定されており、数多くのドラマ、バラエティ番組、映画などの制作発表会や試写会が予定されている。業界関係者の悩みが続きそうだ。
ある関係者は「プロモーションも重要だが、状況が状況だけにキャンセルの雰囲気に傾いている。少なくは数十人が集まるイベントでも神経を使うしかない状況だ。キャンセルや延期といった決定は、今後も続くだろう」と明かした。
前へ
次へ