“野球女神”と呼ばれた女子アナウンサー、ソン・ジソンさんが突然この世を去ってから、早くも14年の月日が流れた。
本日(5月23日)、ソン・ジソンさんの14回忌を迎えた。
生前、“野球女神”と呼ばれていた彼女は、2011年5月23日に突然この世を去った。誕生日のわずか5日前の出来事だったこともあり、なおさら深い哀しみを誘った。享年29歳。
ソン・ジソンさんは、済州MBCでアナウンサーとしての第一歩を踏み出し、2007年にKBS Nスポーツへと移籍。本格的にスポーツリポーターとしての活動を始めた。
特に2010年にはMBCスポーツプラスへと移り、『ベースボール・トゥナイト・ヤ(野)』(原題)シーズン3の進行を務め、はつらつとした司会ぶりと明るいエネルギーで視聴者の注目を集め、“野球女神”という愛称を得ることとなった。
しかし、そんな彼女に陰が差し始めたのは、あるプロ野球選手との熱愛説が浮上してからだ。
熱愛報道に巻き込まれたソン・ジソンさんは、その選手との交際が事実という書き込みによって大きな騒動に巻き込まれた。彼女は即座に「ミニホームページにその文を書いたのは私ではない」と否定し、該当の野球選手側の球団も熱愛説を否定したが、彼女に向けられた悪質な書き込みは止まらなかった。
虚偽の内容と非難に満ちた悪質なコメントは、ソン・ジソンさんを深い苦しみへと追い込んだ。誹謗中傷による極度のストレスと鬱を耐えきれなかった彼女は、ついに出演中だった番組からも降板することになった。
それでも悪質なコメントの嵐は止まらず、さらに彼女を追い詰め、2011年5月23日、自宅で突然この世を去った。
ソン・ジソンさんが亡くなってから14年が経った今も、彼女の名はファンの心の中に深い悲しみと無念さとして残っている。とりわけその悲劇的な死は、インターネット上の悪質な書き込みや無分別な非難が、一人の人間の人生をいかにして破壊し得るのかを痛切に物語っている。
(記事提供=OSEN)
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