人気グループStray Kidsのメンバー、フィリックスが、SNSライブ配信中にファンに謝罪した。一体、どういうことだろうか。
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フィリックスは3月17日、チキンを食べながらライブ配信を実施。アイドルの一挙手一投足が気になるファンたちが「飲み物は?」と質問すると、フィリックスはコカ・コーラを見せながら飲んだ。
そんな和やかなライブ配信中、一部ファンが突如謝罪を要求する事態に。ファンの主張は、「なぜコカ・コーラを飲むのか」という批判だった。
というのも最近、海外の一部消費者は、ウクライナに侵攻したロシアでも営業を続けているという理由で、コカ・コーラなどの不買運動を繰り広げている。この流れにフィリックスも巻き込まれた格好だ。
この批判を受け、フィリックスは「コカ・コーラの瓶を見せて申し訳ない。誰かを傷つけるつもりはなかった。次は気を付ける」とし、「本当に申し訳ない」と謝罪したのだった。
なお、この日のフィリックスのライブ配信は、特別なものだった。先立って彼は、6日(日本時間)にフランス・パリで行われたルイ・ヴィトンの2024秋冬ウィメンズコレクションにモデルとして招待された。アイドルがランウェイにモデルとして参加するのは初めてではないが、同社が世界的ブランドであることに加え、男性のフィリックスが女性服のモデルに選ばれたということで大きな注目を集めた。
同ブランドは、特に痩せたモデルを好むと知られている。フィリックスのほか、Netflix『イカゲーム』で世界的スターとなったモデル、女優のチョン・ホヨンもランウェイに立った。
そのため、フィリックスは強度の高いダイエットを実行。その過程で、「ショーが終わったらチキンが一番食べたい」ファンに告げていた。ただ、ショー後も忙しかったフィリックスは、10日ほどが過ぎてようやくライブ配信を行えたのだ。
なお、フィリックスのように、K-POPアイドルが海外ファンに謝罪する事態は今回が初めてではない。ENHYPENのジェイクは今年1月、ライブ配信中にスターバックスのコーヒーを飲んだという理由で、集中砲火を浴びた。また、LE SSERAFIMのホ・ユンジンも、SNSに投稿した写真にスターバックスのロゴが映っていたという理由で謝罪している。
ジェイク、ホ・ユンジンを批判した海外ファンは、“親イスラエル企業”と名指しされたスターバックスを消費するなという声を高め、非難したのだ。
このような海外ファンの行動は、韓国ファンの反感を買っている。コーラ1本、コーヒー1杯に過ぎないのに、厳しすぎるという主張だ。
ただ、昨今のK-POPアイドルの活動範囲は広がり、むしろ海外をメインに活動する者も増えている。今後は、韓国と海外ファンの温度差、細かい“感受性”のポイントまでもが考慮対象になっていくことだろう。誰かの“偶像”になるということは、それほど難しいことだということだ。
(記事提供=OSEN)
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