話題のドラマ『私の夫と結婚して』で主演4人が歴史を新しく書き下ろしている。
ドラマ『私の夫と結婚して』が結末まで2話となったいま、パク・ミニョン(カン・ジウォン役)、ナ・イヌ(ユ・ジヒョク役)、イ・イギョン(パク・ミンファン役)、ソン・ハユン(チョン・スミン役)が毎話レジェンドを更新する演技力で視聴者を釘付けにしている。
悲しかった運命を開拓している真のヒーロー、カン・ジウォン役のパク・ミニョンは、キャラクターの人生変化をドラマチックに表現し、放送前からの期待に応えている。
癌を患い、夫と親友に殺害された1回目の人生とは違って、10年前に転生したカン・ジウォンは運命は自ら作っていくものだということに気づき、全身全霊で対抗した。
特に14話の最後、パク・ミンファンに首を絞められて気を失っていく渦中でも、怖がらずに堂々と向かい合ったまま笑う場面は強くなったカン・ジウォンを見せた瞬間だった。死が運命なら、その運命まであざ笑うことができるほど変わったカン・ジウォンの姿は、これまで彼女の成長を見守った視聴者の胸にもう一度新鮮な衝撃を与えた。
カン・ジウォンと、転生した秘密を交わした唯一の人であり、心強い支えであるユ・ジヒョク役を演じたナ・イヌは、真の愛の意味が何なのかを再確認させる。ユ・ジヒョクは転生後、誰よりも後悔のない人生を送っている。カン・ジウォンだけを見つめながら、彼女だけのための人生を生きていくことを決めたのだ。
ユ・ジヒョクとカン・ジウォンが違うのは、決まった運命を変えようとしなかったということ。自分に訪れる「死」までカン・ジウォンを生かすことに使うことを選択した。
カン・ジウォンを狙ったトラックの前に飛び出したユ・ジヒョクだが、その視線は最後までカン・ジウォンに向けられていた。これから訪れる死より、カン・ジウォンの自分に対する罪悪感がより怖かったユ・ジヒョクの深い愛は、ナ・イヌの真剣な演技に溶け込んでいる。
カン・ジウォンの1回目の人生はもちろん、2回目でも相変わらず悪役ぶりを見せてくれたパク・ミンファン役のイ・イギョンは、キャラクターと完璧に合致した。
パク・ミンファンは転生したカン・ジウォンにも同じようにガスライティング(相手をコントロールして支配して、依然させて自己判断をできなくしたりする)や暴言を、権力のある人の前では依然として卑屈に振る舞った。また、チョン・スミンの誘惑にも簡単に負け、社会的評判も台無しにする予想通りの行動を日常的に行っていた。
何よりもカン・ジウォンが持っている800億ウォンに欲が出て、再び怒りに狂ったパク・ミンファン。狂気と罪悪感に捕らわれ、カン・ジウォンの首を絞めていた姿は、視聴者をぞっとさせた。
カン・ジウォンのすべてが欲しかった“悪女”チョン・スミンを演じたソン・ハユンは、天使のような姿を装った人物がますます悪に侵されていく過程をリアルに描き出し、絶賛されている。
学生の頃はカン・ジウォンの初恋を邪魔し、会社では企画案を欲しがったチョン・スミンの嫉妬は、とうとう彼女を殺すという恐ろしい発想につながった。自分の不幸を最後までカン・ジウォンのせいにするチョン・スミンの酷い自己憐憫は危険な警報を鳴らしている。
それだけでなく、自分の父親がカン・ジウォンの殺害計画に失敗し、継母と行方をくらますと、血を吐くように暴れ、泣き叫んだ。まさに鳥肌が立つほどの演技力だった。
このようにパク・ミニョン、ナ・イヌ、イ・イギョン、ソン・ハユンは各キャラクターを完璧に演じている。各自の目標に向かって走っていく人たちが向かう最終地点はどこなのか、4人の俳優の演技が残りの2話をさらに期待させる。
なお『私の夫と結婚して』は、プライムビデオを通じて視聴可能。
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