1月15日、Netflixオリジナルシリーズ『京城クリーチャー』に主演した女優ハン・ソヒのインタビューが行われた。
「今もまだ京城クリーチャーの世界の中にいる感じだ。こんなに長く続くとは思わなかった」というハン・ソヒは、「たぶんパク・ソジュンさんもそうだったはずだが、早く撮りたいという気持ちより、すべてのシーンを高いクオリティーで仕上げたいと思った」と撮影を振り返った。
ハン・ソヒは先日、『京城クリーチャー』のスチール写真と共に独立運動家の安重根(アン・ジュングン)の写真を自身のインスタグラムを投稿し、日本人と思われるネット民から「反日」「嫌日」と批判された。
「(ドラマを)見たいけど日本人としては少し勇気が要る」というコメントには、ハン・ソヒ自ら「悲しいけど、事実だもの。でも勇気を出してくれてありがとう」と返事している。
そのことについて、ハン・ソヒは「何かの結果を得ようとしたわけではなかった。パート1が公開された後、私たちが言おうとするテーマとは違う方向に意見が流れているようで気になった。「こういう意味で流れてはいけない」と思っていたところ、安重根の写真が大きく設置されているのを撮っておき、投稿した。このドラマにはロマンスもあるが、実は男女の愛のほかに戦友愛もあると私は見た。それぞれ違う価値観、性格でその時代を生きる人々に集中してほしいという気持ちで投稿した」と説明した。
また、「韓国でこのような時代劇が今まで無かったわけでもない。日本のファンのため演技として挑戦しない、というのは私の立場ではよく分からない」とコメント。
「返事をしたのは、本当にありがたかったからだ。温かいコメントだと感じた。勇気を出してコメントを残してくれたのがありがたかった。DMでも『傷つかないで』『みんなの意見ではない』『私たちも受け入れているし、人身攻撃は間違っていると知っている』と送ってくれて、(批判のコメントは)特に気にしていない」と話した。
ハン・ソヒは「SNSやコミュニティが発達した最近は、知らなくてもいい情報を知り、知りたい情報をもっと知ることができる。責任感が無さそうに見えるかもしれないが、私は私の個人的な空間に意見を載せた。その影響力を考えて、計算して載せてはいない。そして反応を見ながら『こう考える人たちもいるんだ』と感じた。すべて尊重する。正解を決めてから投稿すると、それは戦おうという意味でしかない。私は『私の意見はこうだ』『この作品をこう思う』とメッセージを伝えたし、コメントをしたのも『あなたの意見に感謝する』という意味だ。人々の意見をすべて尊重する」と語った。
ハン・ソヒが主演した『京城クリーチャー』シーズン1は、1945年の京城(今のソウル)を舞台に、人間の貪欲さによって生み出された怪物の脅威にさらされながら、2人の若者が生き残るために奮闘する姿を描くスリラーだ。
年内配信予定のシーズン2は、チャン・テサンとそっくりなホジェ(演者パク・ソジュン)と、京城の春を生きたチェオク(演者ハン・ソヒ)が再会し、まだ終わらない京城の因縁と運命、悪縁を掘り下げる。
(記事提供=OSEN)
◇ハン・ソヒ プロフィール
1994年11月18日生まれ。韓国・蔚山(ウルサン)出身。2016年にSHINeeの楽曲『Tell Me What To Do』のミュージックビデオの出演で芸能界入りし、2017年のドラマ『ひと夏の奇跡~Waiting for you』で本格女優デビュー。ドラマ『カネの花 ~愛を閉ざした男~』『100日の郎君様』『アビス』『わかっていても』『マイネーム:偽りと復讐』など数々の話題作に出演した。デビュー時から大手食品メーカーや化粧品メーカーなど、様々な企業のCMモデルを務めた。
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