歌手のパク・ヒョシンが2021年に転入届を提出したソウルの高級マンションが強制競売に出された。
1月12日、競売・公売データ専門企業「GGオークション」によると、来る1月23日にソウル西部地裁で、ソウル龍山（ヨンサン）区・漢南洞（ハンナムドン）の漢南ザ・ヒルの面積240平方メートル（72.7坪型）に対する強制競売が行われる。
強制競売は、裁判所で債務者の不動産を差し押さえて競売にかけること。債務者が貸与金などを弁済期日までに返済できないときに開始される。
鑑定価格は78億9000万ウォン（約7億8900万円）だ。
今回の競売は、債権者のひとつであるbyon株式会社が裁判所から貸与金支給命令を受け、2022年4月に競売を申請したことに伴うものだ。
このマンションの所有権は、パク・ヒョシンの元所属事務所であるGloveエンターテインメントだ。転入世帯確認書を見ると、パク・ヒョシンはこのマンションに転入した記録があり、彼が住んでいたものと推定される。
しかし競売開始決定後に行われた不動産現況調査当時、家には誰もおらず、パク・ヒョシンが実際に居住しているかどうかは確認されなかった。
強制競売が行われて落札されれば、売却金額は不動産登記順に債権者が受け取る。byon株式会社の請求額は5億6894万ウォンであり、FNCエンターテインメント傘下の投資会社であるFNCインベストメントも65億ウォンの根抵当を設定した。
なおパク・ヒョシンは、1991年にデビューした人気歌手。2021年に韓国ガオンチャートが2011～2020年までの10年間で「TOP400」チャートに最も長期間ランクインした曲を発表したのだが、パク・ヒョシンの『Wild Flower』が第2位となったりした。
BTS・Vと親交があり、彼のインスタグラムに登場したことも。またバラエティ番組で、作詞家のキム・イナが「2人（Vとパク・ヒョシン）は会ったら音楽の話しかしない。まさに音楽の青年たちだ。2人は歌いながら遊んでいる」と、Vとパク・ヒョシンの仲の良さを明かしたこともある。
2016年にGloveエンターテインメントと専属契約を結んだが、法的な葛藤が生じ、2022年に自ら事務所を立ち上げた。パク・ヒョシンは当時、「3年間、音源収益と専属契約金も受け取れなかった」と主張した。
■歌手パク・ヒョシンも…所属事務所との葛藤で法廷争いを辞さないK-POPアーティストが急増中
前へ
次へ
