故イ・ソンギュンさんを脅迫し、5000万ウォンを騙し取っていたA氏(28、女性)が、故イ・ソンギュンさんの麻薬投薬疑惑を警察に渡した情報提供者だったことが確認された。
1月1日、韓国メディア『聯合ニュース』は法曹界の話を引用して恐喝と恐喝未遂の疑いで最近拘束された容疑者・A氏が昨年10月、風俗店の室長B氏(29、女性)の麻薬投薬疑惑を警察に通報したと報じた。
詐欺容疑で実刑を言い渡されたA氏は、麻薬投薬前科6犯のB氏と刑務所で知り合い、出所後は同じ建物で暮らしながら親しく過ごした。
そんなA氏は突然、仁川警察庁麻薬犯罪捜査係の事務室を訪れ、B氏の髪の毛などを証拠物として提供。B氏はA氏の決定的な情報提供により昨年10月18日に警察に逮捕され、3日後に拘束された。
同じ時期にA氏は故イ・ソンギュンさんに2億ウォンを要求しながら脅迫し、5000万ウォンを受け取った疑いが持たれている。
A氏は当時、故イ・ソンギュンさんとは全く知らない仲ったが、彼の連絡先を突き止めて「(麻薬を投薬した)B氏を拘束させるつもりだが、お金も貰う。B氏に渡したお金をすべて回収して(私に渡す)2億ウォンで終わらせよう」と話した。
故イ・ソンギュンさんは当時、A氏とB氏が恐喝を共謀したと疑った。先立って9月に「知らないハッキング犯が私たちの関係を暴露しようとしている。お金で防がなければならない」という言葉を聞いてB氏に3億ウォンを渡していたためだ。
しかし、警察はひとまずA氏とB氏が故イ・ソンギュンさんの脅迫は共謀していないと判断した。警察は彼女たちの間にお金による葛藤があり、警察がB氏を拘束すれば、自分が故イ・ソンギュンさんを脅迫した事件も埋められるというA氏の計算があったと疑っている。
警察はB氏を脅迫した人物としてA氏と疑いながらも、また別の脅迫犯がいる可能性も排除せずに捜査を進めている。
◇イ・ソンギュンさん プロフィール
1975年3月2日生まれ。2001年、MBCのシチュエーションコメディ『恋人たち』(原題)でデビュー。2007年のドラマ『白い巨塔』韓国版で正義感の強い“チェ・ドンヨン(日本の里見脩二)役”を演じてブレイクし、『コーヒープリンス1号店』『パスタ~恋が出来るまで~』『ゴールデンタイム』『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』と数多くの人気ドラマに出演した。映画『僕の妻のすべて』『最後まで行く』『パラサイト 半地下の家族』などでも高い演技力を発揮。プライベートでは2009年5月に女優チョン・ヘジンと結婚しており、同年11月に長男が、2011年8月に次男が産まれている。2023年12月27日、48歳でこの世を去った。
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