韓国で活動する日本出身タレント、藤田小百合が“セクハラ被害”を告白した。だが直後、関連動画を削除して謝罪した。
藤田は12月16日、自身のYouTubeチャンネル「サユリTV」に、ある一本の映像をアップした。この映像で彼女は、10年前に遭ったセクハラ被害を打ち明けた。
映像で藤田は「10年前、マネージャーがいなかった頃、MBCのある番組があった。番組撮影を一日中するので長すぎて、1階のコーヒーショップでコーヒーを飲んでいた。そこで同じ出演者、年上のおじさん芸能人とコーヒーを飲むことになった」と話し始めた。
続いて「その日、“サユリさんの肌が良くない、にきびが多い”などと話した。日本人は人の容貌についてあまり話さないので、驚いた。それでも肌の心配をしてくれたようで、“肌を整えなければならない”と言われた」として、「話がそこで終わると思ったが、“サユリは日本人ではないか。日本人は、韓国人が考えるに率直ではない。率直な人を見たことがない。今聞いていることに答えなさい。何人と性的関係を持ったのか”と聞かれた」と暴露し、視聴者に衝撃を与えた。
それと共に「当時は怒りよりも、怖すぎた。実は怒らなければならない状況なのに、私が日本人でもあり、あまりにも幼かった。今もその人がテレビに出て歌うのを見ると腹が立つ。自分の娘と同じような年齢の女性に、こんな言葉を言うのが本当に悲しくて怒りがわいて、本当に辛かったことだ。その人がまだテレビに出続けている。まだ心に恨みがある」と伝えた。
この映像が公開されるや、ネット上では藤田のセクハラ被害に怒りをあらわす者が続出。それだけにとどまらず、「10年前」「MBCプログラム」などのキーワードで加害者の“おじさん歌手”の正体が誰なのか、推測したりもした。
このような動きに対してサユリは、18日にチャンネルコミュニティに文を掲載。「今回の映像に出た内容のうち、一部の発言において多くの視聴者の方々が多様な方々に言及しているが、私の発言と関係のない方々だ」と伝えた。
続いて「誤解の余地のある発言で混乱と不便を引き起こした点について、言及されたすべての方々と視聴する視聴者の方々に心より謝罪申し上げる」と頭を下げた。
だが、謝罪文を目にしたネットユーザーたちは、「サユリの過ちではない」「謝ることではない」と応援のコメントを残している。
むしろ、過去の傷をさらけ出すことは容易ではないにもかかわらず、勇気を与えてくれた藤田に拍手を送るべきだという声もある。特に、藤田はセクハラ加害者が誰なのか特定せず、ただ自分の経験をありのまま打ち明けており、これは誤ったことではないという反応だ。
なお、一連の騒動で藤田は、セクハラ被害について言及した部分を編集し、映像を再公開した。併せて、当該映像のコメント欄を閉鎖されている。
(記事提供=OSEN)
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