「甲状腺乳頭がんの完治後に選んだ作品です」
女優パク・ソダムが12月13日、TVINGオリジナルドラマ『もうすぐ死にます』(Prime Videoで配信予定)の制作発表会でこう話した。
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パク・ソダムは2021年12月に甲状腺乳頭がんを診断され手術を受け、2022年2月に完治を知らせている。
この日、パク・ソダムは「本当にたくさん方々に心配をおかけした。正直、大変なこともあった。私のような痛みを持つ方々はご存知だと思う。 気持ちの流れとか、体力的にも大丈夫だと思いきや、充電が切れるように起伏が激しい」と口を切った。
そして「この作品を提案された時は、今の声が戻ってこなかった時だった。監督から『撮影するまで時間があるから、十分できるはずだ。この作品を撮影しながら癒されるようにしてあげる』と言われ、勇気が出た。 だからもっと上手くやり遂げたかった」と語った。
パク・ソダムは劇中、12回の死という刑罰を下す“死”を演じる。
「私が思う“死”は、人間ではないがイジェ(演者ソ・イングク)とつながっている。イジェの感情に共感して受け入れたりはするが、人間ではないので、ありのまますぐに反応することはない。しかし、彼の心と人生を十分に感じる。だから彼にあんな罰を下すのだ。人間ではないが、感情を持つキャラクターだと思った」
役作りにおいては「イジェの選択を誰よりも残念に思いながら、心から感じてほしい。イジェの感情に集中しながら準備した」と明かした。
『もうすぐ死にます』は、地獄に落ちる寸前のチェ・イジェ(演者ソ・イングク)が、裁きを受けて12回の死と生を経験する“人生乗り換え”ファンタジードラマだ。
チェ・イジェ役のソ・イングク、死役のパク・ソダムのほか、キム・ジフン、ヘ・シウォン、ソンフン、キム・ガンフン、チャン・スンジョ、イ・ジェウク、イ・ドヒョン、コ・ユンジョン、キム・ジェウク、オ・ジョンセ、キム・ミギョンら豪華キャストが出演する。
TVING、Prime Videoにて12月15日よりパート1(1~4話)が配信。2024年1月5日にパート2(5話~最終回)が配信される。
◇パク・ソダム プロフィール
1991年9月8日生まれ。韓国芸術総合学校演劇院を卒業後、2013年に短編映画でデビュー。2015年の映画『プリースト 悪魔を葬る者』で計7つの賞を獲得し、2019年の映画『パラサイト 半地下の家族』では、ソン・ガンホ演じるキム・ギテクの娘キム・ギジョン役を熱演して「第26回全米映画俳優組合賞」映画部門キャスト賞を受賞。カンヌ国際映画祭にも出席した。2021年12月に甲状腺乳頭がんが発覚するも、手術、療養を終え、2022年5月の「第58回百想(ペクサン)芸術大賞」で復帰した。韓国芸術総合学校の同期キム・ゴウンと顔が似ていることでも有名。
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