警察に自主的に出頭したBIGBANG・G-DRAGONに“薄い笑み”はあったが、「申し訳ない」という謝罪の言葉はなかった。
これまで2回にわたって麻薬投薬の容疑を強く否認したG-DRAGONであるだけに、それだけ自身の潔白に自信があるという証拠だろう。G-DRAGONに対する警察の捜査が今後、どう進められるか注目される。
俳優のイ・ソンギュンが麻薬投薬の疑いで調査を受けているなかで、G-DRAGONも同じ容疑をかけられたというニュースは大きな衝撃を与えた。
しかしG-DRAGONは「麻薬をした事実はない」と、疑惑を強く否認した。彼は10月27日、「私は麻薬を投薬したことがありません。また最近、マスコミに公開された“麻薬類管理法律違反”に関するニュースの報道内容とも無関係であることを明らかにする次第です。ただ多くの方々が懸念されていることを知っているため、捜査機関の調査には積極的に協力します」と明らかにした。
その3日後にG-DRAGON側は、「すでに明らかにしたように、クォン・ジヨン（G-DRAGONの本名）さんは麻薬を投薬した事実がない。これと関連してクォン・ジヨンさんは今日（10月30日）午前、弁護人1人を選任し、仁川（インチョン）警察庁広域捜査隊・麻薬犯罪捜査係に選任届と共に自ら出席意向書を提出した」と伝えた。
さらに「クォン・ジヨンさんは自主出席意向書と弁護人意見書を通じて、自主出席の意思と積極的な捜査協力の意思を強く表明し、迅速な捜査進行を通じた迅速な実体的真実究明で無念を早期に解消するために、捜査に必要な一切の資料を任意提出し、毛髪および尿検査にも積極的に臨むことを警察に伝達し、現在自主出席を調整している」と明らかにした。
2回にわたって麻薬投薬の疑いを強く否定したG-DRAGONは、自ら出頭の意思を明らかにし、日程を調整して本日（11月6日）13時20分頃に姿を現した。
被疑者として刑事立件されてから初めて進行される調査日程だが、G-DRAGONは自主的に出頭したという点で意味があった。
車から降りた黒髪のG-DRAGONは黒縁メガネをつけ、黒のスーツで端正な身なりだった。取材陣が自ら出頭した理由を尋ねると、「行って調べなければなりません」と答えた。
続いて「麻薬投薬の疑いを認めるか」という質問に、「麻薬関連の犯罪をした事実がない。それを明らかにするためにここに来たのだから、実際に今、長く話をするよりは、早く調査を受ける」と答えた。
特にG-DRAGONは「警察の無理な捜査と見るか」「ソウル江南にある遊興施設に出入りしたことがあるか」という質問にも「しばらく様子を見てください」と答え、「髪を染めたり脱色したりしたのはいつか」と尋ねられると「したことがない」と主張した。
ファンたちには「あまり心配しないで。調査を受けてくる」と、薄い笑みを見せたりもした。
G-DRAGONの出頭は、これまでの物議をかもしたスターたちの警察行きとは異なる雰囲気だった。そもそも警察の召喚ではなく、自主出頭という部分から違っていた。
自ら出頭する前に、2回にわたって麻薬投薬の疑いを強く否認しただけに、潔白に対する自信があった。カメラの前でしきりに「申し訳ない」と謝るのではなく、早く調査を受けて濡れ衣を晴らしたいという気持ちが強かった。
薄い笑みと軽くストレッチした仕草は、過去に性犯罪の無実の被害に遭ったことのあるイ・ジヌクのアティテュード（態度や姿勢）がオーバーラップされ、彼の潔白に力を加えた。
まだG-DRAGONの麻薬投薬疑惑と関連して、警察が推定する犯行時点や場所は知らされていない状態だ。
警察はG-DRAGONを相手に簡易試薬検査を行い、投薬について確認した後、尿と毛髪を採取して国立科学捜査研究院に精密鑑定を依頼する予定だ。また携帯電話を任意提出させて確保し、ソウル江南（カンナム）の遊興施設の女室長を通じても調査を続ける方針だ。
なお警察は9月中旬、「ソウル江南の遊興施設で麻薬が流通している」という情報を確認する過程で、女室長を拘束し、俳優イ・ソンギュンなど4人を刑事立件した。財閥3世をはじめ、タレント出身の作曲家、元歌手練習生などに対しては立件前に調査中だ。
（記事提供＝OSEN）
◇G-DRAGON プロフィール
1988年8月18日生まれ。本名クォン・ジヨン。2006年にBIGBANGのメンバーとしてデビュー。BIGBANGのリーダーで、グループ内ではラッパーを担当している。作詞・作曲、そしてプロデュースのスキルにも定評があり、数多くの楽曲をヒットさせた。2019年10月に除隊。2022年4月に『Still Life』を発表して約4年ぶりにカムバック。2023年6月にYGエンターテインメントとの契約が終了した。
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