校内暴力疑惑で消えるも復帰し始めた韓国スターたちだが…真相について“華麗にスルー”するケースも

2023年11月05日 話題

学生時代の校内暴力疑惑で議論を呼んだスターたちが、1人、2人と復帰を知らせている。

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そのなかには疑惑について直接釈明して誤解を解消しようとする人もいるが、疑惑を認めて自粛期間を設け再び芸能界に姿を現そうとする人もいる。

彼らに対しては相反する視線があるといえる。

復帰を匂わせた?

最近、俳優のジスはメディアとのインタビューを通じて、「校内暴力の暴露者との誤解を解消した」と明らかにした。校内暴力の議論から2年ぶりの近況だ。

先立って2021年3月、オンラインコミュニティを通じて、中学生時代のジスから暴行、いじめ、脅迫、悪口などの校内暴力を受けたという暴露文が登場した。ジスは「過去に犯した非行に対していかなる弁解の余地もない。許されない行動だった。演技者として活動する自分の姿を見て長い間苦しめられた方々に深く贖罪し、一生洗えない過去を反省し悔やむ」と頭を下げた。

ジス
(写真提供=KBS)ジス

ただしジスは、追加の暴露内容には誇張された部分が混在し、特に性的暴行は事実ではないと強調したりもした。そんな議論によって、ジスは放送中だったドラマ『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』から緊急降板した。

ドラマ降板となった彼は、虚偽の暴露文作成者たちを刑事告訴し、一部は虚偽という点が認められもした。だが今年1月、ジスの最初の暴露文とコメント作成者に対しては「疑惑なし」で不起訴処分が下された事実が『OSEN』の独自報道を通じて明らかになった。

それから9カ月後に、最初の暴露者と誤解を解消したと明らかにしたわけだ。ジスは「復帰するという意味ではない。決まった作品もない。釈明したかっただけ」としながらも、ソーシャルアカウントを再稼動させながら復帰を計るような歩みを見せている。

去る10月25日には、ガールズグループ(G)I-DLE出身のソ・スジンが公式YouTubeチャンネルにパフォーマンス映像をアップし、本格的な復帰に拍車をかけた。

ソ・スジンには2021年2月に校内暴力の加害者という疑惑が浮上した。当時、所属事務所側は「互いに争って起きたこと」とし、「校内暴力などの内容はまったく事実ではない」と否定した。

ソ・スジン
(写真提供=OSEN)ソ・スジン

ソ・スジン本人も「私は学生時代、目立つ子供であり、いつも悪い噂が付きまとったのも事実だ。学生の本分に合わない服装をし、好奇心でタバコを何度も吸ったことはある」としながらも、「ただ一度もその友人に暴行を加えたことがない。たった一度もバイクに乗ったこともない。いじめを主導する団体メールを送ったこともない。制服を奪ったことも物を盗んだこともない」と悔しさを訴えた。

しかしソ・スジンと同じ中学校の女優ソ・シネの暴露と、追加の暴露文が登場したことでソ・スジンは活動を中断した。ソ・シネは直接立場文を上げ、「(ソ・スジンが)2年間、通学路、休み時間の廊下、給食室、毎日のようにどこでも一味と共に不快な悪口とクスクス笑い、継続的な根拠のない非難と人身攻撃をした」と明らかにした。

最終的にソ・スジンは校内暴力の議論から半年後の2021年8月、(G)I-DLEから脱退。2022年3月には所属事務所との契約が解除された。ソ・スジン側が被害告発者を告訴した事件は、警察の捜査結果、不送致(無罪)の結論が出たという。

以降、ソ・スジンは芸能界から姿を消したが、今年6月に突然SNSアカウントを開設してファンとのコミュニケーションを始め、復帰を暗示させた。それだけでなく新生芸能事務所BRDコミュニケーションズと専属契約を締結し、ソロデビューを準備中と知らせて注目を集めた。

何もなかったように復帰するケースも

そうかと思えば、校内暴力および傷害前科の議論で物議をかもした歌手ファン・ヨンウンは10月28日、1stミニアルバム『秋、懐かしさ』(原題)をリリースして復帰した。

ファン・ヨンウン
(写真提供=MBN)ファン・ヨンウン

オーディション番組『燃えるトロットマン』(MBN)に出演し、有力な優勝候補として人気を集めた彼は、決勝を控えて傷害罪の前科があるという事実が知らされ議論になった。以降も校内暴力、デート暴力などの疑惑がふくらみ、それでも『燃えるトロットマン』出演を強行しようとしたが、最終的に降板を発表した。

当時、ファン・ヨンウンは「幼い頃のことだと弁解しない。過ぎた時間を振り返りながら反省し、誤解は解消し、心から謝罪する」としながらも、「事実でない話に対しては私を信じてくれた方々のためにも必ず正したい」と悔しさを表わした。 

だが『燃えるトロットマン』降板後も一部のファンの応援と支持を受けた彼は、YouTubeチャンネルとファンカフェを通じて着実にファンとコミュニケーションを交わし、今年9月には自粛から6カ月で「初めてのミニアルバムが発売される予定」と復帰を予告した。

その他にも女優パク・ヘスが校内暴力の議論のなかでも「事実無根」の立場を貫き、活動を強行している。

パク・ヘス
(写真提供=OSEN)パク・ヘス

2021年2月にパク・ヘスに対する校内暴力の暴露文が登場し、所属事務所は「悪意を持って誹謗するための虚偽事実」と一蹴した。パク・ヘスもやはり立場文を通じて、むしろ自分がいじめの被害者であると主張し、「私が崩れて壊れることを願ってやっているこのすべての行動にも私は動揺せず、数カ月の時間がかかっても必ず事実を明らかにする」と強調した。

その後、2022年10月に主演を務めた映画『君と私』(原題)GVに参加し、約1年8カ月ぶりに公式の場に姿を現したパク・ヘスは、校内暴力議論について「状況を避けず、向き合いながら最善を尽くして解決しようとしている」とし、「もう少し待っていただければ整理されたときに機会を作って、さらに詳しく申し上げることができるようにする」と話した。

続いて今年10月には、校内暴力疑惑を提起したオンラインユーザーの名誉毀損疑惑が疎明されるという理由で、起訴意見で送致され、追加の捜査が進行中と明らかにした。特にパク・ヘスは『君と私』封切り後に行われたインタビューでも、「真実は必ず明らかになるだろう」という意思を伝えたりもした。

相次いで聞こえてくる“校内暴力疑惑のスター”たちの近況に、大衆の反応は分かれている。ただ、すでに校内暴力の議論でイメージに打撃を受けただけに、遅れて刷新を図っても「校内暴力」というレッテルを剥がすことは難しいという意見が支配的だ。

もちろん当事者の立場では悔しい部分もあり得る。しかし校内暴力の議論に対する釈明が大衆にまともに受け入れられていない状況で活動を強行することは、かえって反発心を高めることになるという点も肝に銘じなければならない。

(記事提供=OSEN)

◇パク・ヘス プロフィール

1994年11月24日生まれ。2014年のオーディション番組『K-POPスター』シーズン4でその名を知らせた。2015年から歌手志望生から女優に転向し、ドラマ『恋のドキドキ・シェアハウス~青春時代~』『内省的なボス』、映画『スウィング・キッズ』『サムジンカンパニー1995』などに出演。イ・ヨンエ主演の『師任堂(サイムダン)、色の日記』では、師任堂の子供時代を演じた。

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