俳優イ・ソンギュンの麻薬投薬事件にかかわって内偵を受けている人物のなかに、タレント出身の女性作曲家も含まれていることがわかった。
10月24日、法曹界と警察によると、仁川(インチョン)警察庁・麻薬犯罪捜査係は麻薬投薬疑惑で30代の女性作曲家A氏を内偵している。
警察は9月中旬、「ソウル江南(カンナム)の遊興施設で麻薬が流通されている」という情報を受け確認する過程で、イ・ソンギュンだけでなく、彼女と関連した手がかりも確保した。
ただ、A氏は諜報内容のなかで名前が言及されただけで、まだ麻薬投薬の疑いが具体的に明らかになっていないという。
A氏は2009年にバラエティ番組に出演して名前を知らせ、女性であるにもかかわらず、男性である有名映画俳優に似ていると話題を集めた。彼女は今回の事件で一緒に内偵を受けている歌手練習生出身で、BIGBANG出身T.O.Pとの大麻吸引で知られるハン・ソヒと親交が深かったという。
A氏は2016年と2021年、麻薬投薬の疑いで懲役刑を言い渡され刑務所で服役。現在もヒロポン投薬の疑いで再び拘束された状態で、警察の内偵捜査を受けていることが把握された。
警察は前日、被疑者に身分を転換したイ・ソンギュンの疑惑をまず確認し、A氏や財閥家3世など残りの内偵捜査対象の5人の疑惑も順に調べる方針だ。
イ・ソンギュンは今年初めから、20代の遊興施設の室長とソウルの自宅で数回にわたって大麻などの麻薬を使用した疑いをかけられている。警察は先週、麻薬投薬疑惑を受けているその室長を逮捕して拘束し、同じ遊興施設で働いた20代の女性従業員を在宅起訴した。
一連の疑惑の余波で、イ・ソンギュンは新ドラマ『ノー・ウェイ・アウト』(原題)を降板。また撮影を終えた映画『脱出:PROJECT SILENCE』や『幸せの国』(原題)の公開も未定となっている。
◇イ・ソンギュン プロフィール
1975年3月2日生まれ。2001年、MBCのシチュエーションコメディ『恋人たち』(原題)でデビュー。2007年のドラマ『白い巨塔』韓国版で正義感の強い“チェ・ドンヨン(日本の里見脩二)役”を演じてブレイクし、『コーヒープリンス1号店』『パスタ~恋が出来るまで~』『ゴールデンタイム』『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』と数多くの人気ドラマに出演した。映画『僕の妻のすべて』『最後まで行く』『パラサイト 半地下の家族』などでも高い演技力を発揮。プライベートでは2009年5月に女優チョン・ヘジンと結婚しており、同年11月に長男が、2011年8月に次男が産まれている。
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