俳優イ・ソンギュンの降板決定を新ドラマが公式発表した。
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10月23日、新ドラマ『ノー・ウェイ・アウト』(原題)がイ・ソンギュンの降板を発表した。「先週、イ・ソンギュン俳優の不祥事が起きた直後、状況が整理されるまで相当時間がかかると予想され、やむを得ず降板の意思を表わした」と明らかにした。
続けて「製作会社はマネジメントと合意の下で俳優の立場を受け入れた。現在、撮影は予定通り進行中であり、延期されていない」と付け加えている。
STUDIO X+UとTWIN FLIMが共同制作する『ノー・ウェイ・アウト』は、希代の凶悪犯が出所し、200億ウォン(約20億円)の懸賞金をかけた「公開請負殺人」が繰り広げられるなか、殺そうとする者と生き残ろうとする者の対決を描いたミステリースリラー作品だ。本作でイ・ソンギュンは、希代の殺人犯から市民を守る、正義感あふれる警察ペク・ジュンシク役を演じる予定だった。
先立って20日、警察はイ・ソンギュンを含む8人に対して、違法薬物使用疑惑で内偵捜査が行われていると報じられた。同日、イ・ソンギュン所属事務所は「イ・ソンギュン俳優に関する報道で心配をかけた点について、深い謝罪の言葉を申し上げる」とし、「当社は現在、イ・ソンギュン俳優に提起されている疑惑に対して正確な事実関係を確認中であり、今後行われうる捜査機関の調査などにも真実な姿勢で誠実に臨みたい」と伝えていた。
今回の公式発表に先駆け、イ・ソンギュンの『ノー・ウェイ・アウト』降板によって2週間ほど撮影が延期されると報じられた。だが製作会社は、降板は事実だが撮影延期ではないと訂正した形だ。
『ノー・ウェイ・アウト』の公式発表全文は以下の通り。
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先週、イ・ソンギュン俳優側で不祥事が起きた直後、状況が整理されるまで相当時間がかかると予想され、やむを得ず降板の意思を示しました。
制作会社はマネジメントと合意の下、俳優の立場を受け入れました。現在、撮影は予定通り進行中であり、延期されません。
◇イ・ソンギュン プロフィール
1975年3月2日生まれ。2001年、MBCのシチュエーションコメディー『恋人たち』(原題)でデビュー。2007年のドラマ『白い巨塔』韓国版で正義感の強い“チェ・ドンヨン(日本の里見脩二)役”を演じてブレイクし、『コーヒープリンス1号店』『パスタ~恋が出来るまで~』『ゴールデンタイム』『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』と数多くの人気ドラマに出演した。映画『僕の妻のすべて』『最後まで行く』『パラサイト 半地下の家族』などでも高い演技力を発揮。プライベートでは2009年5月に女優チョン・ヘジンと結婚しており、同年11月に長男が、2011年8月に次男が産まれている。
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