タレントのパク・ミョンスが、“韓国グルメの巨匠”ペク・ジョンウォンを絶賛している。
韓国で最近放送された人気ラジオ『パク・ミョンスのラジオショー』では、パク・ミョンスがビッグデータ専門家のチョン・ミンギと恒例の「検索Nチャート」コーナーを展開。最近起きたペク・ジョンウォンにまつわる“ある事件”を取り上げた。
ペク・ジョンウォンは、去る11日に韓国で開催されたイベント「錦山(クムサン)世界高麗人参祭り」で心肺停止の飲食店スタッフを救助し話題を集めた。
関係者によるとペク・ジョンウォンは当時、高麗人参を用いたレシピを披露するために「錦山世界高麗人参祭り」に出席。その際に立ち寄った食堂で職員が意識を失って倒れ、即座に駆け付けて心肺蘇生法の手順を踏んだ。その後、意識を取り戻した該当職員の無事が知らされ、ペク・ジョンウォンの勇気ある行動に世間は惜しみない称賛を贈った。
ペク・ジョンウォンは当時のことについて「当然のことをしただけ」と語っており、こういった謙虚な姿勢も支持されている。
パク・ミョンスは当時の勇姿を取り上げるとともに、「ペク・ジョンウォンさんは『礼山(イェサン)市場再生プロジェクト』にも積極的に参加し、各種プログラムを通じて外食文化を通じた地域経済活性化にも貢献している」と明らかに。「私も礼山のイベントに行ってきたが、全国から本当に多くの人が訪れていた。地域の経済が息を吹き返すのをこの目で見て、とてもよかった」と感嘆を隠さなかった。
その一方で、パク・ミョンスは「なぜペク・ジョンウォンさんがこれをしなければならないのか」と嘆き、「本来は国がやるべきことをペク・ジョンウォンさんがやっている。彼の本業も忙しいはずだ」とペク・ジョンウォンの多忙ぶりを指摘した。
ただ、その後には「地域経済を生かすペク・ジョンウォンさんが永遠であってほしい」とも語り、地域経済の発展を願った。パク・ミョンスは最後に「知識と身一つで走り回るペク・ジョンウォンさんは本当にすごい。素晴らしいと言わざるを得ない」と強調してコーナーを締めくくっている。
今や外食産業の神としてその名を知らない者はいないペク・ジョンウォンだが、地道で謙虚な活動もまた、多くの支持を集める理由だろう。
◇ペク・ジョンウォン プロフィール
韓国の大手外食企業THE BORN KOREA(ザ・ボーン・コリア)の代表取締役を務める外食経営専門家。“韓国料理の巨匠”とされており、タレント活動にも積極的。延世大学社会福祉学科を卒業し、砲兵将校として兵役を務めた。その後、1993年にソウル江南(カンナム)で『元祖サムパプチプ』をオープンして外食産業に参入。チェーン店所有数が韓国最多を記録する企業に発展させた。日本でも『本家』(ボンガ)、『セマウル食堂』『香港飯店0410』『ハンシンポチャ』といった人気店がチェーン展開されている。
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