K-POPアイドルやプロスポーツ選手らの兵役逃れをあっ旋して物議となったブローカーのク氏が、検察から懲役5年を求刑された。
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韓国では本日(13日)、兵役法違反の疑いで世間を騒がせたク氏の結審公判が行われた。検察は「被告人に5年の懲役、追徴金13億8387万ウォン(約1億3838万7000円)の支払いを求める」と明らかにした。
ク氏は9月の時点で追加起訴されていたが、事件が併合したことで以前の求刑内容と同一の懲役期間及び追徴金を言い渡されることとなった。検察は「すでに重刑が求刑された点、被告人が自白し反省している点を考慮し、従来の求刑を維持する」としている。
ク氏は最後の陳述を通じて「私の行いによって多くの方々が被害を受けた点について、心から謝罪する」とし、「今後は与えられた席で少しでも社会奉仕する一員として生きていく」と語った。弁護人もまた「被告人が公訴事実を認め反省し、今後このようなことはないと約束する。その点考慮いただきたい」と善処を訴えた。
ク氏は2020年2月から2022年10月にかけて、兵役身体検査を控えた40人以上の男性と共謀して虚偽のてんかん診断書を兵務庁に提出。故意に兵役を減免させ金品を受け取った疑いで被告席に立つこととなった。
依頼者の中にはK-POPアイドルやプロスポーツ選手も含まれている。
元VIXX・ラビ、ラッパーのnafla、俳優ソン・ドクホ、バレーボール選手のチョ・ジェソン、サッカー選手のキム・ミョンジュンなどがク氏の手を借りたことがわかっており、いずれも兵役法違反の容疑で起訴され1審で執行猶予を言い渡されている。
てんかんは、脳波やMRI検査で異常がなくとも、患者が継続的な発作などの症状を訴えることで診断がつく疾患だ。実際に脳波の検査で異常が確認されていないてんかん患者は約50%だという。
検察は今後、ク氏と同様の容疑で起訴されているパク氏に対する弁論を終えたのち、宣告期日を指定する方針だ。
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