“負け犬”からワールドスターへ…BTS公式本がついに発刊「ARMYが笑って喜ぶことが私たちの幸せ」

2023年07月10日 話題 #BTS

「以前の僕たちがアウトサイダーでありながら、少しアウトライヤーのようだったとしたら、あの時と今はまたちょっと違う」

【独自写真】BTS 10周年イベントを振り返る!

一時、彼らは韓国音楽界の“アンダードッグ”(負け犬、かませ犬)と呼ばれていた。

弘大(ホンデ)公演場で夢を見ていたラッパー、演技を専攻していた大学生、10代の頃から曲を売っていたプロデューサー、ブレイキンを踊っていた街のダンサー、現代舞踊を習っていた芸術高校の学生、芸能人を夢見てサックスを演奏していた少年、芸能人7社からデビューのオファーを受けた中学生。彼らは異なる環境で育った7人の少年に過ぎなかった。

そして10年が過ぎた今、全世界は彼らを「21世紀のポップアイコン」と呼ぶ。これは、韓国が生んだ“ワールドスター”BTS(防弾少年団)の物語だ。

BTSの過去10年間にスポットライトを当てたオフィシャルブック『Beyond the Story: 10-Year Record of BTS』が、ついに発刊となった。Weverse Magazineのカン・ミョンソク編集長の3年以上にわたる取材、2年以上のインタビューをベースに執筆されたこの本は、BTSの音楽面での歩みに着目し、インタビューを通じて明かされたメンバーの声が収録されている。

「ARMYが笑って喜ぶなら…」

(写真提供=BIGHIT MUSIC)BTS

「ソウル」「存在の理由」「愛、憎悪、ARMY」「インサイド・アウト」「着陸のない飛行」「BTSの世界」「私たち」の計7チャプターで構成されている本書は、2010年12月24日に光州(クァンジュ)から上京したチョン・ホソク(J-HOPE)が、ソウル・江南(カンナム)の華麗な風景に大きく萎縮したまま宿舎に到着し、ミン・ユンギ(SUGA)に出会う場面から始まる。

続いて7人が順に合流し、『2 COOL 4 SKOOL』『花様年華』『LOVE YOURSELF』『MAP OF THE SOUL』『Dynamite』『BE』『Butter』『Proof』による活動、そして2022年にグラミーで韓国人として初の単独ステージを繰り広げた瞬間まで、メンバーの率直で具体的な発言を土台に、BTSの歴史が詳細に記録されている。ほかにも韓国国内外の主要ステージと授賞式、ワールドツアー、コロナパンデミック、国連演説などを経て、メンバーたち抱えていた恐怖とときめき、ビハインドストーリーなどがそのまま盛り込まれた。

本書はオリジナルエディションの韓国語版を含め、計23カ国語で発刊される。その内いくつかはBTSのファンダムARMYが誕生した7月9日、いわゆる「ARMY Day」に翻訳出版された。外国語版には、世界3大文学賞の一つである英ブッカー賞(Booker Prize)のインターナショナル部門最終候補に選ばれた韓英翻訳家アントン・ハー(Anton Hur)など、文学界が注目する複数の翻訳家が参加している。

なお、本書は10年を一緒に歩んできたメンバーたちが、未来を眺める形で終わる。J-HOPEラストチャプター「私たち」で、「この人たちに会ったことがとても大きな祝福です。メンバーたちにいつも感謝の言葉を言ってあげたいし、私たちは“ARMYが笑って喜ぶことができるなら、それがまさに私たちの幸せだ”と思いながら走り続けています」と今後の願いを伝えている。

所属事務所のBIGHIT MUSICは今回のオフィシャルブックについて、「BTSとARMYの間で、“率直に共有される”記録になることを希望する」と明かした。

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