ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』でブレイクしたカン・テオの兵役中の様子が明らかになった。
6月6日午前、韓国の国立墓地の国立ソウル顕忠院で第68回顕忠日(韓国の殉国者や戦没将兵を追悼する記念日)追悼式が行われたなか、カン・テオが壇上に立った。
短く刈り上げた髪、鍛え抜かれた肉体でさらにたくましくなった彼は、力強くも柔らかな声で文章を読み上げた。
カン・テオは「高地で私たちは、お互いの名前を切なく叫びながら全力を尽くして戦いました。しかし、親しい戦友たちをそこに残したまま去らなければならず、今は会えない彼らを思い出すたびに懐かしさ、悲しみ、怒りを止めることはできません。戦場で砲弾に当たって倒れ、入院した病院では新たな戦友たちと足りない病床を分かち合いながら過ごしました。私たちは少しの不満もなく友情を育んでいきました。病床でなかったら知らなかった戦友たちと一緒に、時には土の匂いがする故郷を懐かしがって涙を流し、時には面白い話を交わしながら、必ず立ち直って国を守るために戦わなければならないと誓いました」と述べた。
続いて「私たちは別れる時にも、健康を回復し、どんな難関でも克服して明るい未来を迎えようとお互いを祝福しました。川の上の小舟がどこへ行くかは船頭の手にかかっているように、我が国の将来は青年次第です。はっきりとした目標に向かって走ってきた時、国も飛躍的な発展を遂げることができました。若者たちは燃える愛国心で堂々と大韓民国を興すでしょう」と付け加えた。
そして「戦争が私たちにもたらした悲しみは、明るく幸せな笑いに変わるでしょう。国を守る勇士たちよ、この地に平和と自由が定着し、ついに太極旗(韓国国旗)が翻るよう、一緒に進みましょう。帰って来られないあの日の戦友たちを思い、忘れても忘れられない彼らを懐かしんで、別れという2文字を望まない気持ちでこの詩を伝えます」と戦友の詩を朗読した。
カン・テオは入隊前、ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』のイ・ジュノ役でブレイク。劇中で放った「寂しいな」というセリフが大反響となり、「国民的寂しい男」という愛称も得た。
昨年10月に入隊したカン・テオは、軍隊内で誠実な生活を送り、助教として国防の義務を果たしている。除隊は2024年3月の予定だ。
(記事提供=OSEN)
◇カン・テオ プロフィール
1994年6月20日生まれ。2013年のウェブドラマ『放課後のくじ引き』でデビューし、ドラマ『ノクドゥ伝~花に降る月明り~』『それでも僕らは走り続ける』などで多様なキャラクターを演じて知名度を上げた。2022年のドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』でウ・ヨンウを支える法律事務所の職員イ・ジュノを熱演し、多くの愛を受けた。
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