18歳年下の日本人女性との結婚式を控えた俳優シム・ヒョンタクが、裁判で無罪を宣告された。
5月23日、とある韓国メディアによると、ソウル中央地方裁判所は昨年2月にシム・ヒョンタクと彼の母親を相手に提起された貸与金返還請求訴訟で、原告（A氏）の一部勝訴の判決を下した。
ただしシム・ヒョンタクに対しては、すべての請求を棄却すると宣告した。
裁判所は、シム・ヒョンタクの母親に対しては元金3億ウォン（約3000万円）余りと一定の比率で計算した利子を支払うよう、判決を下したが、シム・ヒョンタクに対しては無罪宣告と共に、原告との間に生じた訴訟費用もA氏が負担するよう命じた。
A氏はシム・ヒョンタクを詐欺ほう助罪で告訴したりもした。昨年9月にソウル方背（パンベ）警察署が証拠不十分で嫌疑なしの決定を下したなかで、裁判所もA氏が提起した損害賠償請求を棄却した。
先立ってシム・ヒョンタクは、4月17日に放送された『朝鮮の愛する人』（原題、TV朝鮮）に出演し、2年余りの空白期間について「母親が繰り返す金銭問題を収拾しなければならなかった」と打ち明けた。
彼は各種バラエティ番組で大活躍し、2014年には家族のために家を購入。しかし名義は母親だったという。
シム・ヒョンタクは「引っ越しから1週間で先取特権（債務の支払いまたはその他の義務の履行を確保するために財産の項目に対して付与される担保権の一種）の問題が発生し、家の入り口がコンテナでふさがった。帰宅するたびに許可を得て入らなければならなかった」と述べた。
後になって、先取特権の話を聞いたというシム・ヒョンタクは家を引っ越したが、「母親が3億ウォンだけあれば8億ウォンの漢江ビューのマンションがもらえると言っていたが、結局追い出された。突然オーナーが変わった」と、母親の投資で全財産が奪われた状態だったことを打ち明けた。
さらに土地を競売にかけられたと母親に言われたが、シム・ヒョンタクが知ったときにはすでに取り消しができない状況だった。最終的にシム・ヒョンタクは、「母親の保証にサインをしなければならなかった。手がぶるぶると震え、涙が出た。利子を払い続けた。いくら芸能人でも手に負えない金額で、いつも会社からお金を借りていた」と吐露した。
さらにシム・ヒョンタクの母親は、息子の名義で大金を借り、民事訴訟まで提起されるはめに。彼は「私を助けてくれ。死にそうだ」と本心をさらけだしたりもした。
今回、無罪を宣告されたシム・ヒョンタクは来る7月、18歳年下の日本人女性ヒライサヤさんと結婚式を挙げる。2人はすでに婚姻届を提出し、法的な夫婦となっている。
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