コカインや大麻など5種類の麻薬容疑を受けている俳優ユ・アイン(36)が、警察の2度目の召喚調査に応じた。
ユ・アインは5月16日9時5分頃、ソウル警察庁麻薬犯罪捜査隊の2度目の召喚調査を受けるため、被疑者として出席した。
庁舎に弁護人と共に姿を現したユ・アインは、黒いスーツ姿で多少緊張した様子だった。固い表情で「誠実に調査に臨む」という言葉だけを残し、素早く庁舎内へと入っていった。
もともとユ・アインは、11日に2度目の警察召喚調査を受ける予定だったが、調査を受けるソウル警察庁・麻浦(マポ)警察署の前に取材陣が多いという理由で拒否。以後、ユ・アインの弁護士は「非公開が原則のはずだが、事実上、召喚日程が知らされ、公開された」という拒否理由を述べた。
ユ・アインの召喚拒否を受け、警察は15日「出席日が調整されなければ逮捕することもありうる」と明らかにした。去る3月、ユ・アインは1度目の召喚調査時も、出席日がマスコミに知られたことで反発し、調査を先送りしていた。
ソウル警察庁麻薬犯罪捜査隊は16日の2次召喚調査で、ユ・アインが投薬した麻薬の種類と回数、購入経路、共犯がいるかどうかなどを調査するものとみられる。
ユ・アインは現在、プロポフォール常習投薬容疑のほかにも、国立科学捜査研究院の精密鑑識結果検出された大麻類、ケタミン、コカイン、ゾルピデムの投薬容疑を受けている。
警察はユ・アインの取り調べを終えた後、拘束令状を申請するかどうかを決める方針だ。
◇ユ・アイン プロフィール
1986年10月6日生まれ。韓国・大邱(テグ)出身。2003年のドラマ『四捨五入』でAraの恋人役を演じ一躍有名になる。デビューから1年でファンミーティングが開催されるほど異例の速さで人気を高めるが、芸能活動を一時休止。2006年から活動を再開し、様々なドラマや映画で助演を務める。2010年のドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』で強い存在感を発揮し、ドラマ『ファッション王』『チャン・オクチョン』『密会』、映画『ワンドゥギ』『ベテラン』『王の運命 -歴史を変えた八日間-』『バーニング 劇場版』『#生きている』などの話題作に出演して活躍している。
前へ
次へ