Netflixの人気ドラマ『ザ・グローリー ～輝かしき復讐～』顔負けのリアルなイジメ問題が、韓国で今、波紋を呼んでいる。
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校内暴力（いじめ）の被害者であったピョ・イェリム氏（26）をいじめた加害者たちの身元がインターネットで公開され、話題を集めているのだ。
12年間、学校でいじめられていたというピョ・イェリム氏。その事件は先月放送されたMBCの真相究明番組『実話探査隊』（原題）で明らかなり、別名「現実版ザ・グローリー」と呼ばれるほど視聴者の公憤を買った。
ピョ・イェリム氏は番組で、「小学生の時から高校までいじめ、身体的暴力、暴言などを受けた」と告発。そのせいで長期間にわたる治療を受けることとなったという。
加害者たちに謝罪を受けるために連絡を試みたが、帰ってきた返事は「ドラマ（『ザ・グローリー』）を見て思い立ったのか」「お前はソン・ヘギョなのか」と返ってきたそうだ。
これに対し、4月13日、YouTubeチャンネル『ピョ・イェリム同窓生』では「校内暴力加害者の身元を公開します」という映像が公開された。
自身をピョ・イェリム氏の同窓生だと明らかにしたチャンネルの運営者は「校内暴力被害者ピョ・イェリム、加害者の身元を公開します」とし、「イェリムは小学校から高校まで、持続的にチェ某氏、ナム某氏、イム某氏、チャン某氏が属した不良グループにいじめられていました」と告発。
また、「イェリムはまだ苦しみながら生きていますが、加害者たちは元気に暮らしています。私はこれ以上、イェリムの痛みを無視することができず、匿名の力を借りて加害者の身元を公開しようと思います」と踏まえた上で、加害者たちの卒業写真を公開した。
続いて「彼女たちはイェリムに肩をわざとぶつけて倒し、服に汚い臭いが染み込んだと悪口を吐いて暴行した。髪の毛を掴んでトイレに連れて行き便器に頭をぶつけ、何も反応しなければ、さらに苦しめました。友人同士の単純なじゃれ合いではなく、暴力を行使した」と暴露した。
さらに、加害者たちの近況も公開している。
「いじめを主導したナム氏は現在、陸軍軍務員として勤務中だ。イム氏は彼氏と幸せに暮らしている。チェ氏は改名して新しい人生を送っている。チャン氏はイェリムのような美容師として勤務中」と具体的に明らかにした。
当該暴露映像は4月19日時点で再生回数270万回を突破し、ネット上で熱い反応を得ている。
なお、加害者として名指された者の1人は職を失った。
チャン氏が働いていたサロンは「校内暴力の事態を認知したあと、名指しされたスタッフにすぐに契約解除措置を取り、現在は出勤していない。契約解除とは別に、ブランドイメージの失墜を深刻に考え、当該職員に別途の法的措置が進行されるだろう」と明らかにした。このサロンはネットユーザーたちの“書き込みテロ”によってブランドイメージが傷つき、その収拾に乗り出したというわけだ。
一方、ピョ・イェリム氏は「国民請願に文を掲示した状態だ。私の請願が通過して校内暴力に対する法が改正されれば良いし、堂々と私の10代を振り返ることができれば良い」と伝えている。
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