タレント兼女優のハム・ソウォン(46)がバラエティ番組『妻の味』での“やらせ議論”から2年が過ぎたが、依然として自ら招いた騒動でイシューとなっている。
ハム・ソウォンは2021年4月、家族と一緒に出演していた『妻の味』で“やらせ議論”に包まれた。当時、ハム・ソウォンは中国に住む義父母の個人別荘がレンタルだったという疑惑から、義母が末の弟と通話するシーンで代役が使われたといった疑惑が提起され、議論の中心に立った。
『妻の味』側は「一部のエピソードに誇張された演出があったことを一歩遅れて把握した」と明らかにしてやらせを認め、ハム・ソウォンは番組から降板。その後、番組自体も廃止された。
ハム・ソウォンは当時、『OSEN』とのインタビューで過度な演出を認めながらも「弁解しない。夫も驚き、姑も驚いた。これから反省する時間を持とうと思う」と述べ、自粛の時間を持った。
しかし自粛中も旭日旗の使用、コロナ防疫規則の違反など各種議論で騒がせた。ハム・ソウォンは昨年5月、バラエティ番組『進撃のおばあさん』に出演し、1年ぶりに放送に復帰して2人目を流産したと告白したりもした。
放送復帰後、SNSやYouTubeなどを通じてファンとコミュニケーションをとっていたハム・ソウォンは昨年12月、突然『妻の味』の議論について口を開いて注目を集めた。
彼女は『妻の味』の撮影が“再演”方式で行われ、制作陣が決めた場所で進行されたと明らかにした。ハム・ソウォンは「出産シーンや特別な日の撮影以外は、放送作家に今週起きたエピソードを話し、放送作家が場所を物色して予約を取る。私たちは作家が決めた時間に撮影場所に到着し、15台を越える大小のカメラが設置された撮影場所でストーリーの構成、組まれた撮影順序に合わせて一日で撮影を終えなければならなかった」と説明した。
続けて「『妻の味』制作陣が家に訪ねてきて、私が静かにしていてこそ番組を生かすことができると話した。私によって出演陣とスタッフを含む50人余りの生計が脅かされるという話に、私はひとまず『妻の味』の要求に従うことが正しいと思った」と釈明した。
つまるところ、ハム・ソウォンは“やらせ議論”を認めてから1年が過ぎて言葉を変え、また別の疑惑を育てた。
そして2023年を休息期とすると宣言し、1年間ベトナムとバンコクで過ごすと明らかにしたハム・ソウォンだったが、4月3日、YouTube動画を通じて突然、中国人の夫であるジンファとの離婚に言及して波紋を呼んだ。
ハム・ソウォンは2017年に18歳年下のジンファと結婚し、娘をもうけている。
これまで何度も離婚説に苦しめられたハム・ソウォンは、その動画で「もはや仕方ないですね。離婚します。離婚してください。はい、私が夫と夫の実家のお年寄りに懇願しました」と伝えた。
また、「私は義母と義父に離婚すると申し上げるしかありませんでした。私一人のせいで、これまで大切に育ててきた夫に、とても大きな傷を負わせたようで、私一人いなければいいと思い、夫に聞いて、また尋ねて、義理の両親にも泣き続けて申し上げました。離婚して夫と同じ年頃の似たような良い家柄の人に会わせてあげることが、夫が私にくれた愛に対する恩返しであり、最後の礼儀だと思います」と話して衝撃を与えた。
さらに「離婚して芸能人もあきらめ、すべてをあきらめて生きたかったです。大切で、ちゃんと育ってきた夫が、私という芸能人の妻を持つという理由で、このように無残な攻撃を受けるということが私も耐え難いのに、義理のお年寄りたちはどれほど胸が痛むだろうかと思うと、また時間を戻したかったです。今も私の気持ちは同じです。死ぬか生きるかの大変な時期を過ぎて、私は気を引き締めました」とし、悪質コメントに対して法的対応をするとも強調した。
その離婚宣言ともいえる動画が公開されると、オンライン上ではハム・ソウォンとジンファの破局を心配したが、結果的に2人の離婚はハプニングで終わった。
ハム・ソウォンは動画公開からわずか数時間後にジンファとライブ放送を行い、仲の良い姿を見せた。
彼女は「最近、ベトナムを行ったり来たりしているので慌ただしい。今、夫の中国ライブ放送を手伝っていた」とし、「韓国で記事が出たので、皆さんの心を落ち着かせるために(ライブ放送に)入ってきた」と明らかにしながらも、離婚に対して明確な言及をしなかった。
またハム・ソウォンは放送開始と同時に、自分が広報している製品を持っている姿を見せた。離婚への言及が製品広報のためのマーケティングではないかという疑惑まで浮上している。
そういった悪質な書き込みに対して彼女は警告したが、世論はさらに悪化している。ハム・ソウォンは突然の“セルフ離婚説”で再び激しい批判の嵐を迎えることになった。
(記事提供=OSEN)
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