4種もの麻薬を投薬した疑いをかけられている俳優ユ・アイン(本名オム・ホンシク)が、韓国の公営放送KBSから出演を制限されたことがわかった。
3月17日、KBS側は「去る3月15日付でユ・アインに対して、“KBS一時的出演制限”措置の決定を下した」と明らかにした。
KBSは、違法行為や非道徳的な行いで社会的な物議をかもした出演者を放送出演規制審議の対象に定めている。そのため麻薬容疑のユ・アインもKBSへの出演が制限された。
ただ調査の結果が明らかになっていないため、その結果次第でユ・アインの出演制限にも変化が生じる可能性がある。
先立って2月、行政機関の「食品医薬品安全処」が、ユ・アインがプロポフォールを常習投薬した証拠があると警察に捜査を要請。警察は2月5日、仁川(インチョン)国際空港でユ・アインを調査して尿検査とともに毛髪を採取し、国立科学捜査研究院に精密鑑定を依頼した。
その結果、彼の毛髪から大麻、プロポフォール、コカイン、ケタミンと4種の麻薬成分が検出された。特にコカインは強力な幻覚と中毒を起こし、ヒロポン、ヘロインとともに3大麻薬に挙げられる。また全身麻酔剤として使われるケタミンも、誤用・乱用の恐れから麻薬類に分類されている。
警察は分析した資料をもとに、近くユ・アインを召喚して調べる方針だ。
◇ユ・アイン プロフィール
1986年10月6日生まれ。韓国・大邱(テグ)出身。2003年のドラマ『四捨五入』でAraの恋人役を演じ一躍有名になる。デビューから1年でファンミーティングが開催されるほど異例の速さで人気を高めるが、芸能活動を一時休止。2006年から活動を再開し、様々なドラマや映画で助演を務める。2010年のドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』で強い存在感を発揮し、ドラマ『ファッション王』『チャン・オクチョン』『密会』、映画『ワンドゥギ』『ベテラン』『王の運命 -歴史を変えた八日間-』『バーニング 劇場版』『#生きている』などの話題作に出演して活躍している。
前へ
次へ