人気グループNCTやaespa、少女時代、東方神起らの所属事務所として知られるSMエンターテインメントの株価が、公開買付を知らせたネット大手カカオが提示した15万ウォン(約1万5000円)を超えた。
これで買収戦を繰り広げるHYBEに続き、カカオも公開買付にブレーキがかかった。
3月8日、KOSDAQ市場でSMエンタの株価は前日より5.88%上がった15万8500ウォンで取引を終えた。
この日、15万4100ウォンでスタートした株価は、取引中に一時16万1200ウォンまで上昇し、過去最高値を更新したりもした。
HYBEがカカオよりも高い価格で公開買付に乗り出すという期待が、SMエンタの株価を引き上げているものと分析される。最近、一部のメディアはHYBEが1株当たり18万ウォンでSMエンタの持分25%を確保する案を検討中と報じた。
公開買付2日目に株価が公開買付価格を超え、SMエンタの持分35%を確保しようとするカカオの計画にも赤信号が灯った。
先立って2月28日までSMエンタ株式を公開買付したHYBEも、SMエンタ株価が公開買付価格である12万ウォンを超え、公開買付に失敗した。公開買付でSMエンタの持分を最大25%まで確保する目的だったHYBEは、持分0.98%の確保に止まった。
なお現在、HYBEが保有するSMエンタの持分は15.78%で、ここにイ・スマン前総括プロデューサーの持分3.65%を合わせれば、HYBEのSM持分率は19.43%だ。
業界では安定的な経営権を確保するためには、30%以上を確保しなければならないと見ている。
■「永遠に今のBTSで残ることはできない」SM買収、HYBE議長が明かす
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