BTS(防弾少年団)を擁する芸能事務所HYBEのパン・シヒョク議長がアメリカCNNとのインタビューで、SMエンターテインメントの買収やBTSの入隊について口を開いた。
3月3日に公開されたインタビューで、SMエンタ買収は「敵対的M&A」ではないかと問われたパン議長は、「基本的に大株主、あるいは寡占株主の意思に反して会社を買い集めるときに敵対的M&Aという」と述べた。
続けて、「私たちは適法な手続きを経て本人の同意により大株主の持分を買収した。これを敵対的M&Aと規定するのは、宣伝用の用語だ」と主張した。
また、「むしろマネージメントチームが大株主なしで分散占有された会社を自分たちの思うように運営していることが深刻な問題」とし、SMエンタの現経営陣を非難した。
HYBEが計画通りにSMエンタ株の40%を保有することになっても、SMエンタがパン議長を望まなかった場合の対処については、「持分確保は優先順位ではない。株主総会が最も重要で、そこで実際に支持を得てこそ私たちが望む理事会が構成できる」と説明した。
他にもパン議長は「私はSMのような立派な会社が良い支配構造を備えていないということが、とても長らく悲しかった人間」とし、「今回の持分買収を通じて支配構造の問題を大部分解決した」と主張した。
パン議長はK-POPの人気が下落することの危機感についても語った。
彼は「実質的に輸出指標やストリーミングの成長率を見ると、K-POPジャンルの成長率の鈍化が明確に見える」とし、「これがBTSの入隊による一時的な現象であれば幸いだが、一時的な現象なのかに対しては憂慮がある」と話した。
パン議長は「(K-POPが)ジャンルとして一時的に成長鈍化しており、この状態を放置すれば危険だと思う」とし、「その観点からSM買収に積極的に乗り出したという側面がある。(今よりも)確実にグローバル市場において認知度が上がらなければならない」と強調した。
BTSの入隊についても明かした。2018年初めからBTSメンバーと兵役についての話をしてきたという彼は、「永遠に今のBTSで残ることはできない。軍服務をキャリアの転換点にしようと準備した」と伝えた。
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