女優シム・ウンギョン&松坂桃李がW主演を務める映画『新聞記者』の韓国公開が10月17日に決まった。
本作は、フェイクニュースや世論操作など、国家権力の闇に迫る新聞記者たちの話を描く。
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韓国公開を記念して、藤井道人監督と河村光庸プロデューサーが10月14~16日に訪韓する。
「映画の中の状況で、観客はどう考えて行動するか聞きたい」と発言している藤井監督は、河村プロデューサーと共に様々な公式スケジュールをこなしながら、映画に対する興味深い話を語る予定。
特に訪韓当日の14日午後8時にロッテシネマ ワールドタワーで観客とのトークイベントも予定されていて、期待が集まっている。
33歳の藤井監督は、「もう新聞を読まない世代」の立場から、日本の政治問題に対する視線を本作に盛り込んだ。
監督のオファーを受けた時は、自分の無知を心配して悩んだが、自分と同じく政治・時事にへの認識が高くない若い世代が映画をより楽しめるように脚本にも積極的に参加したという。
映画制作に先立って取材を重ねるにつれ、無知の状態に慣れている自分にびっくりしたという藤井監督は、無知の危険性をさらに実感したらしい。
当時感じた焦りと危機感が、映画を完成させる原動力になった。
一方、日本政府の現状に対し「今の事態はあまりにも異常だ」という問題意識から映画制作を決心したという河村プロデューサーも、今回の訪韓で様々なトークを繰り広げる。
若い世代の視線を代弁する藤井監督と、現状の深刻性を体感したプロデューサーの強い意志で制作された『新聞記者』は、日本公開当時も幅広い年齢層に支持され、話題となっただけに、韓国での反応にも注目が集まる。
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