K-POPなどのアルバム輸出額は2017年に初めて4000万ドルを突破し、毎年のように成長傾向を見せ、2020年に1億ドルを、2021年に2億ドルを超えた。
新型コロナのパンデミックでK-POPアイドルがワールドツアーを行えなかったものの、海外ファンはフィジカルアルバムを購入して応援したと分析できる。
韓国のアルバムを多く輸入した国を見ると、1位は日本で8574万9000ドル(約109億円)に達した。これは全体の37%を占める比率で、日本のK-POP好きが数字として表れている。
続く2位は中国(5132万6000ドル)で、3位はアメリカ(3887万7000ドル)となった。トップ10は、台湾、オランダ、タイ、香港、ドイツ、インドネシア、フランスと集計された。
アルバムの輸出額は過去最高となったが、売れる国の偏りはさらに大きくなっている。トップ3である日本、中国、アメリカの比重は、2021年71.7%から2022年75.5%と、3.8%ポイント広がった。
なお昨年最も売れたアルバムは、BTSの『Proof』で348万枚。以下、Stray Kidsの『MAXIDENT』318万枚、SEVENTEENの『Face the Sun』287万枚、BLACKPINKの『BORN PINK』252万枚だった。
■過去最高の8000万枚目前とした「2022年K-POPアルバム市場」のトレンド