そんな順調だったロイ・キムに危機が訪れる。別名「チョン・ジュニョングループチャットルーム」事件だ。
2019年、ロイ・キムは芸能活動を中断せざるを得なくなった。不法撮影されたわいせつ物を共有した疑い(情報通信網法上、わいせつ物流布)が知らされ警察の調査を受けたが、ロイ・キムは問題になったグループチャットルームではなく、チョン・ジュニョンが含まれた他のチャットルームメンバーだったという事実が確認されて起訴猶予処分を受けた。
その後、ロイ・キムは2020年6月に海兵隊に入隊、昨年12月に満期除隊した。
汚名は晴らしたものの、さまざまな放送番組を通じてチョン・ジュニョンと親しい間柄であることを公言してきたため、チョン・ジュニョンが性暴行処罰法違反や集団で性的暴行した容疑などを受け、実刑を言い渡されたことで、ロイ・キムも好青年歌手としてのイメージに致命傷を負ったのが事実だ。
「取り返しのつかないということは分かっている。漠然と後悔の感情にとどまっているよりかは私がもっといい人になるため、学びを得て、さらに成長できる機会だと思う」ロイ・キムは10月25日、アルバム発売記者懇談会で当該議論に対して間接的に言及した。
もちろん、自らも悔しく、もどかしい部分も多いはずだ。しかし、大衆の心を取り戻すこともなお、スターとして、ロイ・キムが担背負うべきものである。結局、答えは彼の言葉通り、音楽にあるだろう。
去る10月13日、Mnet『M COUNTDOWN』で先行公開曲を披露した際、ロイ・キムのステージに対する好評が続いた。
空白期の間、黙々と創作活動に専念した彼が一層成長した音楽の世界を期待させ、11月に予定されたコンサートと今後の活動に対する期待感も高めている。
今年でデビュー10年目を迎えたロイ・キム。長い空白の後、再び国民の前に立ったロイ・キムに今回のアルバムが歌手として転換点になるかは、今や彼の役割だ。