歌手兼作曲家のユ・ヒヨルに、またもや盗作疑惑が浮上した。
先立ってユ・ヒヨルには、日本の巨匠・坂本龍一の『Aqua』を盗作したという疑惑が提起され、議論になった。
ユ・ヒヨルは昨年の秋から「ユ・ヒヨルの生活音楽」というタイトルで、月に1曲ずつピアノの小作品を発表するプロジェクトを進めていた。しかしプロジェクトの2番目のトラックである『とても私的な夜』と、坂本龍一の『Aqua』が似ているという主張が飛び出した。
これと関連してユ・ヒヨルは去る6月14日、公式SNSを通じて立場文を発表し、盗作を認めて謝罪した。
彼は「曲のメインテーマが十分に似ているということに同意することになった。発表当時、純粋な創作物と考えたが、2曲の類似性は認めざるを得なかった」と頭を下げた。
また「十分に観察できず、多くの方々に失望を与えたことに対して謝罪の言葉を申し上げる。そして何より坂本龍一先生とファンの方々を不愉快にしたことについて、謝罪する」と伝えた。
この盗作議論によって、LPの発売は延期された。ユ・ヒヨルは「坂本側との連絡を通じてクレジットや著作権関連の問題を整理する」とし、「私個人が犯したことで支障をきたすことになった制作スタッフの皆さんに謝罪の言葉を申し上げる。そして久しぶりに出る音楽を待っていたファンの方々に不便と失望を与え、もう一度申し訳ないというお言葉を伝える」と改めて謝罪した。
そんな坂本龍一からの盗作に対する批判の声が冷める間もなく、ユ・ヒヨルには次々と盗作疑惑が提起された。
まず、ユ・ヒヨルが作詞、作曲、編曲をすべて引き受けたソン・シギョンの『Happy Birthday to You』と、1998年に発売された玉置浩二の『HAPPY BIRTHDAY~愛が生まれた~』が酷似しているとの主張が出てきたのだ。曲調だけでなく、2曲はタイトルまで類似しており、さらに議論となっている。
また6月15日には、作曲家兼ピアノ演奏家JUNJO(ジュンジョ)が自身のYouTubeチャンネルに「これも盗作でしょうか?」と、ユ・ヒヨルの『私が点く時間』と坂本龍一の『1900』の演奏を比較した動画をアップした。
JUNJOは「作曲家ユ・ヒヨルは同じメロディをメインテーマに持ってきており、原作者(エンニオ・モリコーネ)や編曲者(坂本龍一)について言及なしに、自分の曲のように作品を発表したようだ。もちろん判断は、聞く人々がすること」と指摘した。
さらに、とある音楽トレーナーが2013年に発表されたユ・ヒヨルの『Please Don't Go My Girl』と、パブリック・アナウンスメントの『Body Bumpin』の類似性を主張したりもした。
『Please Don't Go My Girl』は、ユ・ヒヨルが作曲、編曲を引き受けた曲だ。音楽トレーナーは曲だけでなく、放送当時にユ・ヒヨルが撮影した振り付けまで原曲の振り付けと似ているとし、「曲が似ることはありえても、振り付けまで似ている確率はどのくらいか」と付け加えた。
次々と盗作疑惑が提起されているユ・ヒヨル側は、まだ追加の疑惑に対する公式立場を明らかにしていない状況だ。
(記事提供=OSEN)
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