『チェイサー』(2008)、『哭声/コクソン』(2016)で、その名を轟かせた韓国映画界が誇る気鋭ナ・ホンジンが原案・プロデュースした『女神の継承』が、7月29日より、シネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷、グランドシネマサンシャイン 池袋、UPLINK吉祥寺ほか、8月12日より丸の内ピカデリーなどで全国ロードショーとなる。
【注目】“強烈なスリル”と“究極の没入感”、『女神の継承』の注目ポイントとは?
本作はカンヌ国際映画祭に出品され、世界中の度肝を抜いた『哭声/コクソン』の続編として、ファン・ジョンミン(『ただ悪より救いたまえ』『ベテラン』)が怪演した祈祷師・イルグァンの物語をナ・ホンジンが思いついたことから企画がスタート。
その構想はタイの祈祷師をモチーフに本作へと受け継がれ、『哭声/コクソン』のアナザー・バージョンとも言える衝撃作が完成した。タイ東北部イサーン地方を舞台にした本作は、観る者を社会の常識が通用しない戦慄の秘境へと招き入れていく。
今回解禁となった特報では、「この地方にはたくさんの精霊がいる。いい精霊もいれば悪霊もいる」という祈祷師ニムの印象的な語りから始まる特報映像となっている。
深い森の中にある神秘的な洞窟で行われる祭祀の儀式をカメラは収めるが、その神聖な雰囲気から一転して、先祖代々続く祈祷師の一族に生まれた美しい娘ミンが「呪術とか信じてないよ、バカみたい、笑っちゃう」と言い放ち、クラブで踊ったりと普通の若い女性らしく遊ぶエネルギッシュな一面を映像は映し出す。
しかし叔母のニムはミンの異変を感じ、彼女の母親に「娘の様子がおかしい」と忠告すると、さらに映像は切り替わり顔面蒼白な涙目で、助けを求めるような、それでいて邪悪さを含む表現しがたい表情でこちらを見つめているミンを捉えて映像は幕を閉じる。
併せて解禁された場面写真では、不気味に浮かびあがるミンのシルエットを捉えたものや祈祷師のニムが雨の中で祈りを捧げる様子を遠くから見つめる何者かを収めたショット、森の中でひっそりとだが異様な存在感を放つ女神の像のカット、どこか不穏な雰囲気に包まれたタイ東北部のイサーン地方の景色を切り取ったものなど4枚がお披露目となった。
特報映像と場面写真では物語の全貌が明かされていないにもかかわらず、異様な雰囲気と禍々しい邪悪な何かの存在をヒシヒシと感じることができ、本作への期待に胸が膨らむ。
また、本作のムビチケオンライン券は現在、タイ版のビジュアルを使用した特製スマホ壁紙の特典付きで発売中だ。
■“強烈なスリル”と“究極の没入感”、タイホラー『女神の継承』の注目ポイントとは?
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