BTS(防弾少年団)のメンバー、Vが「ハンソン」として誕生してから1900日を迎えたなか、ファンが祝福とともに“俳優キム・テヒョン”に思いをはせた。
Vは去る2016年、当時放送されたドラマ『花郎<ファラン>』で俳優デビューを果たした。
『花郎<ファラン>』は、1500年前の新羅(シルラ)の首都・徐羅伐(ソラボル)を駆け巡った“花のように美しい”花郎(ファラン)たちの情熱と友情、眩しい成長を描いた青春時代劇。
Vは劇中、“純粋な魂の持ち主”ハンソンを演じ、熱のこもった演技を繰り広げた。
Vは“演技者キム・テヒョン”として初の挑戦だったにもかかわらず、人知れぬ痛みを抱えたハンソンの人生を繊細かつ緻密に描き出し、視聴者の共感を呼び起こした。
特に、明るい姿の裏に隠された「家門を立て直さなければならない」というプレッシャーと、出生の限界で差別を受ける兄に対する申し訳なさの間で苦しむハンソンのジレンマを上手く表現し、“演技ドル(演技もできるアイドル)”としての期待を一身に受けた。
しかし、当時はBTSのコンサートも相まって、まともに食事もできないほど多忙なスケジュールの中で撮影に臨んだV。
作中では惜しまれつつも“途中下車”することになったが、短い出演だったにもかかわらず、Vは一人の演技者として多くの視聴者を虜にした。
それだけでなく、BTSメンバーのJINとともに歌った『It's Definitely You』を通じ、初めてドラマOSTに参加するという貴重な経験も積んだ。
Vは撮影現場で監督やスタッフから愛情を一身に受けた。当時、監督は「『花郎<ファラン>』に参加したスタッフ全員がVに夢中になった」と話し、Vへの熱烈な愛情を示したほどだ。
また、『花郎<ファラン>』でVと共演した俳優のパク・ソジュンとパク・ヒョンシクは、ドラマ終了以降も“ウガファミリー”と呼ばれるほど、韓国芸能界を代表する親友関係として深い友情を築いている。
最近では、とある日本メディアとのインタビューで「全世界的に愛されている友達(V)を見てどんな気分になるか」と問われたパク・ヒョンシクは、「アメリカの有名な授賞式で多くの賞を受賞していたが、Vは今も可愛い弟だ。僕たちが初めて会ったときとなんら変わりがない」と伝え、Vとの変わらぬ友情を伝えた。
ファンたちはVがハンソンとして初めてファンの前に登場して1900日が経ったことを記念し、「#1900DaysOfHansung」「#テヒョンがハンソンになった日_花郎1900日」といったハッシュタグで祝福を寄せた。
この日を記念したファンによる寄付も行われた。Vのミャンマーファンベース「Donation with V」は、青少年支援センターに寄付金を伝達して記念日を祝福した。
彼らは戦争で苦しんでいるウクライナを助けるため、「カトリック救護サービス」を通じて寄付金を伝達するなど、善良な影響力を実践している。
◇V プロフィール
1995年12月30日生まれ。本名キム・テヒョン。2013年にBTSのメンバーとしてデビューし、グループ内ではサブボーカルを務める。“美少年”と呼ぶに相応しいビジュアルとのギャップを感じさせる低音ボイスが特徴で、ボーカルラインの中でも主に中低音パートを担当している。優れたビジュアルが世界的に評価されており、映画情報サイト『TC Candler』が発表する「世界で最もハンサムな顔100人」の上位にたびたびランクインしている。
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