「監督は誰とも目を合わせなかった」とソル・ギョング、『茲山魚譜』撮影の裏側とは?

第57回百想(ペクサン)芸術大賞で大賞を受賞し、先日発表された第30回釜日映画賞で最優秀監督賞を受賞した韓国映画『茲山魚譜-チャサンオボ-』の、監督・キャストコメントとメイキング映像が解禁となった。

本作は、『王の運命-歴史を変えた八日間-』のイ・ジュニク監督が贈るモノクロームで描かれる美しき絆の物語だ。

今回解禁となったコメント&メイキング映像は、イ・ジュニク監督と主演のソル・ギョング、ピョン・ヨハンが、撮影時のエピソードを軽妙に語る3人の掛け合いが素晴らしい。

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撮影初日から台風の影響を受けて、セットの建物の扉が飛ばされるなど過酷な撮影を強いられたソル・ギョングは「大変でした」と振り返り、大雨の中の撮影時には、「監督は誰とも目を合わせない。申し訳なくなるから」と、監督の苦労を気遣った。

一方、台風のおかげで、「波の打ち方が見事だった」と、監督は良い部分も語る。

ⓒ 2021 MegaboxJoongAng PLUS M & CINEWORLD. ALL RIGHTS RESERVED.
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そしてエイの捌き方を学んだピョン・ヨハンとイ・ジョンウンの演技には、「プロのようにさばいていた」と監督は2人を称賛。30kgものイシナギの模型を担ぎ歩いたピョン・ヨハンは、「ある瞬間から記憶がない」と、その重さに驚いたという。

撮影に準備した海洋生物については、「原作の海洋生物はなるべく出したかった」「ムツゴロウも演技する」と、監督は海洋生物へのこだわりを語った。

また撮休の日には、共演のイ・ジョンウンが「ラーメンや鶏粥を作ってくれた」と、ソル・ギョングは嬉しそうに話す。

過酷な撮影とは裏腹に、笑顔が耐えない現場を振り返る3人のトークは必見だ。

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