K-POPガールズグループGirl’s Day出身の女優ミナ(パン・ミナ)が、イム・ソラ作家の長編小説を原作とする映画『最善の人生』(原題)を通じ、「第20回ニューヨーク・アジアン映画祭」(NYAFF)で国際ライジングスター賞を受賞した。韓国メディア『OSEN』が7月26日に報じている。
同日、ミナは「辛くて寂しい時期、一番愛する人たちとこのように大きな喜びを共にできる胸いっぱいの瞬間を作ってくださったNYAFFさんに心から感謝している。いつか現場で国内外のファンの方々に会って感謝の気持ちを直接伝えることができる日を待つ。健康でいてほしい」と感謝の気持ちを伝えた。
イ・ウジョン監督が演出と監督を務めた『最善の人生』は、18歳のガンイ(演者Girl’s Dayミナ)、アラム(演者シム・ダルギ)、ソヨン(演者ハン・ソンミン)の人生を描いたドラマジャンルの映画だ。
「第25回釜山国際映画祭」でKTH賞、CGK&サムヤンXEEN賞の2冠を達成しただけではなく、「第46回ソウル独立映画祭」で新しい選択賞を受賞した『最善の人生』は、「第9回茂朱(ムジュ)山里映画祭」や「第20回ニューヨーク・アジアン映画祭」に招待されるなど、公開前から早くもスポットライトを浴びている。
18歳のガンジを演じ、これまで見せたことのない新しい顔と強烈な熱演を繰り広げたミナが、来る8月6日から22日まで米ニューヨークのリンカーン・センターで開かれる「第20回ニューヨーク・アジアン映画祭」で、国際ライジングスター賞を受賞する快挙を成し遂げた。
「ニューヨーク・アジアン映画祭」は北米の代表的なアジア映画祭で、大ヒットを目指すブロックバスター系映画、自主制作のアートハウス系映画やカルト映画まで、さまざまなジャンルで最も独特で面白い映画だけを選別する映画祭だ。毎年アジアで注目すべき俳優たちを選定し、国際ライジングスター賞を授与する。
これまでも、『ウンギョ 青い蜜』の女優キム・ゴウン、『金の亡者たち』の俳優リュ・ジュンヨル、『野球少女』の女優イ・ジュヨンなどがこの賞を受賞したことがある。映画祭側は、「今年の作品選定のために数百本の東アジア映画を見たが、そのうち『最善の人生』のパン・ミナの演技は、最高の俳優だけが持っている集中力と映画への献身さを見せた」とした。
そして、「スクリーンを通じて現れる図々しさとそれとなく現れる欠乏のかけらを絡め、彼女はスクリーン内で決して簡単には見つけられない強烈な存在感を披露した。飾らない姿と、素直さで過ぎ去った思春期の胸の痛む経験をここまで掘り下げた女優が果たしていたのか、と思わせた女優パン・ミナに、国際ライジングスター賞をお贈りいたします」と絶賛した。
「ニューヨーク・アジアン映画祭」は今年で20周年を迎え、計3人の俳優に国際ライジングスター賞が授与された。Girl’s Dayミナのほかでは、日本の池松壮亮とフィリピンのジャニン・グティエレスが受賞した。
『最善の人生』は、韓国で来る9月に公開される予定だ。
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