彼は「(いじめのせいで)放送活動をしなくなったし、ただ何も言わないでいる自分が馬鹿みたいだった」とし、「その後、頑張ろうと努力したことが、メンバーたちの気に障ったようだ。我慢して時が経つのを待とうとしたが、度が過ぎた」と主張した。
しかし、チョン・ミョンフンとノ・ユミン側は「事実無根」と強く反論した。すると、イ・ソンジンは再びSNSを通じて「解明はない。真実だけが待っている」と投稿し、いじめ説に再び力を加えた。
この騒動を受けて、ノ・ユミンは「誤った情報でメンバーの不仲を招く虚偽事実の流布か?イ・ソンジンが上手くいったらいいし、チョン・ミョンフン兄さんやムン・ソンフン、亡くなられたキム・ファンソンの5人(脱退含めたNRGのフルメンバー)すべてが上手くいくことを願っているし、応援してくれる人たちもメンバーだと思っている。それだけに、NRGの不快な記事が多いのは悲しいことだ」と述べた。
さらにノ・ユミンは、過去イ・ソンジンと交わしたメッセンジャーの会話の内容が盛り込まれたキャプチャー画像を公開。2019年に行われた彼らの会話を見ると、「体調管理が上手。通風のせいで苦労が多いのに」「体調管理しっかりな、健康が優先だからな」など、お互いに体調を気遣うメッセージのやりとりが行われていた。
上記の会話内容だけで判断すると、イ・ソンジンが主張するいじめはないように思える。
一方で7月8日、NRGをプロデュースした元ソバンチャ(韓国グループ)のキム・テヒョン代表は「NRG活動のために3年待っていたが、発言しなければ馬鹿を見そうだ」とし、「イ・ソンジンが放送で言ったいじめ関連の発言は事実」と主張した。
片方はいじめがあったと主張し、もう片方はなかったという。NRGをめぐる不仲説といじめ論争は泥沼になりそうだ。
なおNRGは、1996年にデビューした韓国アイドル第1世代であり、国内だけでなく中国などアジア圏でも人気を博した。『ヒットソング』(原題)など多数のヒット曲を保持しているが、2005年に活動休止状態に。メンバーの脱退や死去などを経て、2016年に活動再開。2017年にはデビュー20周年記念アルバムを発表するなど、活動再開したが、今回のいじめ騒動で再び危機を迎えることになった。