歌手BoAの実兄でミュージックビデオ監督のクォン・スンウクが近況を伝えた。彼は現在、末期がんで闘病中だ。
クォン・スンウクは5月20日、インスタグラムに長文を書き込み、「奇跡を信じてみようということ。私も心から奇跡にすべてをかけてみようと思っている」と述べた。
彼は「いままでそうやって生きてきたことないはないが、最後に奇跡というものを夢見せてくれた皆さんに感謝する」と伝えた。また「医者の言葉をあまり信じない」としながらも、「今回は本当に状況が悪く、命の危機を非常に感じた」と話した。
そして「もはや奇跡以外で、私ができることはないのだから…」とし、「ではまた治療に行きます」と締めくくった。
そんな兄に対してBoAは、「私からはいつもかっこよく、堂々としたオッパ(お兄さん)!あなたらしく乗り越えていこう!たくさん愛している」とコメントを残した。
先立ってクォン・スンウクは5月10日、「昨年から体調を崩し、仕事を休んだり復帰したりを繰り返した」とし、「現在、医学的にはあまり時間がないという。腹膜にがんができ、転移によるステージ4だ。病院ごとに余命2、3カ月ほどだとのこと」と、自身の病気について伝えた。
同時に彼は「一生懸命働いても足りない年齢に、わずか数カ月前までは元気だった私に、若年のがんは広がるスピードが恐ろしいほど速いことを改めて実感させた。皆さんは健康管理に気を付け、このような苦痛を経験しないことを願っている」と呼びかけた。
1981年生まれのクォン・スンウク監督は、2005年に監督デビュー。BoAの『Game』、Girl's Dayの『Hug me once』『Twinkle Twinkle』、MAMAMOOの『Piano Man』、Red Velvetの『Be Natural』など、多数のミュージックビデオを手がけた。現在、CMとミュージックビデオ制作会社Metaolozの代表取締役である。
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