韓国のアニメ映画『奇々怪々整形水』(原題)が、2月に開催された「第46回ボストン・サイエンスフィクション映画祭」で最高アニメーション賞に輝いた。
昨年9月に韓国で公開された『奇々怪々整形水』は、同名の人気WEB漫画のアニメ映画化。
塗っただけで完璧な美人になる「整形水」の存在を知った主人公・イェジが、美人に生まれ変わったことで経験するホラー整形怪談だ。整形水という独特な素材とスピーディな展開が好評を得て、韓国では創作アニメ映画では異例の観客動員数10万人を突破するヒットとなった。
アニメ界のカンヌ映画祭と呼ばれる「第44回アヌシー国際アニメーション映画祭」長編コンペティション部門の招待を皮切りに、「第26回エトランジュ・フェスティバル」「第11回Slash Film Festival」「第24回富川国際ファンタスティック映画祭」「第19回ニューヨークアジア映画祭」「第53回シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭」「第39回バンクーバー映画祭」「第13回ストラスブール・ファンタスティック映画祭」といった世界有数の映画祭に招待され、世界からも注目を浴びている。
今年も海外映画祭からのラブコールが続き、アメリカで最も伝統ある独立ジャンル映画祭「第46回ボストン・サイエンスフィクション映画祭」に招待された上に最高アニメーション賞を受賞することとなった。
『奇々怪々整形水』は、企画段階から世界市場を念頭に置いて6年という制作期間を費やした。
韓国での公開に合わせてシンガポール、台湾、香港、オーストラリア、ニュージーランドで同時公開されており、日本では2021年内に公開予定となっている。
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