韓国の映画界、2020年の観客動員数は前年比73.7%減…新型コロナの影響甚大

2021年02月21日 映画

やはり新型コロナの影響はとてつもなく大きかった。2020年、韓国の映画観客数が前年比70%以上も減少したことがわかった。

2月19日、韓国映画振興委員会が公開した「2020韓国映画産業決算」資料によると、2020年の映画観客数は5952万人で前年比73.7%減だった。

この数字は、映画館入場券統合ネットワークが稼働した2004年以降、最も少ない観客数となった。映画館を訪れたのは1人当たり年1.15回という計算となり、前年比3.22回も減少している。

当然ながら、売上額も“最低値”となった。2020年の売上額は5104億ウォン(約510億円)で、前年比73.3%減。2005年以降で最も少ない金額だ。そのうち韓国映画の売上額は、前年比63.9%減の3504億ウォン(約350億円)と集計された。

(画像=韓国映画振興委員会)2011~2020年の主要部門売り上げ推移

2020年のボックスオフィス1位は『南山の部長たち』で、売上額412億ウォン(約41億2000万円)、動員観客数475万人だった。

2位は『ただ悪から救ってください』(原題)で386億ウォン、436万人。3位は『新感染半島ファイナル・ステージ』で、331億ウォン、381万人だった。ボックスオフィス10位に唯一入った海外映画は、5位の『TENETテネット』で、売上額184億ウォン、観客数199万人だった。

映画『南山の部長たち』韓国版・日本版ポスター

配給会社別の観客占有率は、CJ ENM(17.6%)、ロッテ(14.9%)、NEW(10.5%)の順ということがわかった。

【注目】韓国の影の権力者たちと「朴大統領暗殺事件」の背景…映画『南山の部長たち』

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