盗撮事件が相次ぐ韓国芸能界の闇…「歌手」という立場を利用して女性に近づいた?

2020年07月28日 話題

チョン・ジュニョン、チェ・ジョンフンによる盗撮事件の衝撃が去る前に、再び「The Film」という芸名で活動した韓国の歌手ファン・ギョンソクの盗撮容疑が浮上し、議論が巻き起こっている。

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シンガーソングライターであるファン・ギョンソクは2004年にデビューし、17年目の歌手だ。発表した曲だけでも140曲に上るシンガーソングライターであり、後輩歌手らも養成した。

しかし彼の名前が知られたのは、曲でも後輩歌手の活躍でもなく、盗撮疑惑だった。明白な犯罪行為であり、歌手としても不名誉だ。彼は女性の身体や性交渉が含まれている映像を撮影・流布した容疑で、ソウル広津(クァンジン)警察署で調査を受けた。

ファン・ギョンソクは、盗撮については一部認めながらも、流布は全面否認している状況。犯罪行為が発覚したのは、海外ポルノサイトに映像が出ていたからだ。だが彼の主張通り、携帯電話をハッキングされたとしても、クラウドに性関係の映像を保存していたという部分は理解しにくい点だろう。

韓国芸能界で続く盗撮事件

先立って、歌手として人気を博したチョン・ジュニョンとチェ・ジョンフンは、盗撮を流布した容疑で事実上、芸能界から退場した。またコメディアンのパク・デスンはテレビ局KBSの女子トイレに隠しカメラを設置し、検察に送致されたりした。

チョン・ジュニョン(左)とチェ・ジョンフン

社会的にも大きな問題として浮上した盗撮という犯罪が、韓国芸能界でも消え去らずに続いている。

最近行われたチェ・ジョンフンの二審裁判では、一審と同じ量刑が下された。ソウル中央地裁・刑事控訴1-1部は懲役1年、執行猶予2年を宣告した。大衆はあまりに軽い処罰で、物足りなさを隠すことができなかった。

初犯という点が考慮されたようであるため、今回のファン・ギョンソクの事件でも法曹界の関係者はその点に注目した。ある関係者は「ファン・ギョンソクは撮影を認めながらも流布は否定しており、初犯なら執行猶予が下される可能性が高い。ただ確認された被害者だけで3人に達し、追加の被害者がいる可能性もあるため見守る必要がある」と話した。

「謝罪すらしていない」

警察によると、ファン・ギョンソクは近いうちに送致される予定。警察は、携帯電話のデジタルフォレンジック(デジタルデバイスに記録された情報の回収と分析調査)の結果を待っている。

ファン・ギョンソク

何よりもファン・ギョンソクはSNSを利用して女性たちに近づき、メッセージを送って彼女たちと出会っていたという。歌手という自分の位置を利用して信頼感を演出し、悪用したと考えられる。今年初めに結婚して家庭を築いたばかりのファン・ギョンソクであるため、今回の事件はさらに衝撃的だ。

現在、被害者側の法律代理人の立場はどうか。

その法律代理人であるペ・グンジョ弁護士は、「ファン・ギョンソク側が合意意思を聞いてきたが、被害者は合意をまったく求めていない。ファン・ギョンソクは謝罪すらしなかった」とし、強硬な対応を予告した。

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