転げ落ちるときは一瞬 義理堅く人情味あふれるイメージが崩壊した“韓国バラエティ界の女王”、復帰が難しいワケ

2025年12月12日 話題

マネージャーに対するパワハラ疑惑や、いわゆる「注射おばさん」をめぐる疑惑に巻き込まれている“バラエティ界の女王”パク・ナレ(40)が、すべての問題が解決するまで放送活動を中断すると明らかにした。

【写真】パク・ナレ、活動中断を宣言

だが、新たな疑惑と暴露が次々と浮上しており、活動休止が長期化する可能性も指摘されている。

韓国のバラエティ界で独自の地位を築いてきた女性MC、パク・ナレがデビュー以来、最大の危機を迎えた。12月8日、元マネージャーに対するパワハラ疑惑と、違法医療行為への関与疑惑が同時に浮上し、放送活動の一時中断を宣言したためだ。

これまでの騒動とは異なる次元

パク・ナレをめぐる大きな疑惑は主に2つある。

1つ目は、マネージャーに対するパワハラ疑惑だ。退職した元マネージャーたちは、パク・ナレから私的な用事を押し付けられただけでなく、向精神薬の代理処方を強要されたと暴露した。また、進行費の未払いなど、金銭的な精算問題も提起された。

パク・ナレ
(写真提供=OSEN)パク・ナレ

これに対し、パク・ナレ側は「互いの誤解が積み重なったものだ」と説明し、元マネージャーたちに2000万ウォン(約200万円)を送金した事実が確認されたが、所属事務所はこれを「パク・ナレ個人の独断による行動」として距離を置き、かえって論争を拡大させた。

2つ目の大きな疑惑は、違法医療行為、いわゆる「注射おばさん」事件への関与疑惑だ。医療資格を持たない人物から、自宅で美容注射を受けていたという疑惑が提起された。

韓国医師協会のイム・ヒョンテク前会長が、その施術者を医療法違反で告発し、パク・ナレを共犯として名指ししたことで、事態は単なる道徳的問題を超え、刑事事件へと発展した。

この疑惑を受け、パク・ナレは活動中断を宣言。過去にもセクハラ論争、偽装転入疑惑、税務調査による追徴金問題など、たびたび物議を醸してきたが、その都度活動を続けてきた。しかし今回は、これまでの騒動とは一線を画していた。

これまでパク・ナレのイメージは、「義理堅さ」や「人情味」に支えられてきた。しかし、最も身近な存在であるマネージャーに対してパワハラを行っていたという暴露は、そのイメージに致命的な打撃を与えた。

世間は相次ぐ論争に疲弊しており、今回のパワハラ疑惑によって、これまで築き上げてきた好感度は大きく崩れた。

パク・ナレ
(写真提供=OSEN)パク・ナレ

さらに、今回の問題は単なる道徳的逸脱にとどまらず、明確な違法行為に該当する可能性が高い点も深刻だ。過去の論争が、無知やミス、あるいは番組の演出として説明できる余地があったとすれば、今回の「代理処方疑惑」や「無資格医療行為を受けた疑惑」は、現行法違反の疑いが極めて濃厚といえる。

特に代理処方は、麻薬類管理法違反につながる可能性もある重大な事案であり、警察の捜査が進行中の状況で放送活動を続けることは、現実的に不可能だったとみられる。

活動中断を宣言したパク・ナレは、マネージャー側と面会し、一時は劇的な和解に至ったかのように見えたが、結局は白紙に戻った。今後は捜査結果や法的争いが続く見通しだ。

特に「注射おばさん」事件に関連して医療法違反が立証されたり、代理処方の事実が確認されたりした場合、復帰の時期は見通せないものとなる可能性が高い。また、元マネージャーとの法的争いの行方次第では、さらなる暴露が出てくる可能性も否定できない。

つまり今回の一連の騒動により、パク・ナレが真摯な自己改革策を示し、法的に無実を証明できない限り、活動休止は長い自粛期間となる恐れがあるという見方が強まっている。

毎年、年末には授賞式で華やかなスポットライトを浴びてきたパク・ナレだが、この冬は誰よりも厳しい時間を過ごすことになりそうだ。

(記事提供=OSEN)

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