なぜ扱いがこんなに違う? 中村倫也主演の日本ドラマに出演するイ・イギョンと、“パワハラ疑惑”のパク・ナレ

2025年12月05日 話題

私生活の疑惑に巻き込まれた『私の夫と結婚して』俳優イ・イギョンは、降板と出演キャンセルを避けられなかった。

【写真】イ・イギョン、中村倫也主演の日本ドラマに出演

一方で、パワハラ疑惑を受けているタレントのパク・ナレについては、「まずは見守る」という立場だ。

まったく異なる韓国放送界の対応に、首をかしげざるを得ない。

“対応の差”が際立った2人

イ・イギョンは私生活に関する噂を伝えた暴露者が主張を翻し、暴露と削除を繰り返す過程で、バラエティ番組『遊ぶなら何する?』(MBC)と『スーパーマンが帰ってきた』(KBS2)から降板した。

自らを「ドイツ人」と明かしたA氏によって、11月20日の暴露から始まったイ・イギョンの私生活に関する騒動。削除と暴露を行き来して、わずか2日でA氏が「冗談で始めたことだった」と謝罪し、一旦は収束するかに見えたこの騒動だが、イ・イギョン側はA氏を告訴したと明かし、「いかなる合意もない」と強硬対応の立場を示した。

イ・イギョン
(写真提供=OSEN)イ・イギョン

この過程でイ・イギョンは『遊ぶなら何する?』で別れの挨拶もできないまま降板し、初の未婚MCとして合流する予定だった『スーパーマンが帰ってきた』には姿を見せることもできず、出演が白紙となった。

これに対しイ・イギョンは、悔しさと無念さを吐露しながら番組を批判する文章を残し、最終的に『遊ぶなら何する?』側がイ・イギョンに謝罪する事態となった。

イ・イギョンは私生活の疑惑について、当初から無実を主張し強硬対応を打ち出していたにもかかわらず、番組側は「降板」を決定した。初期はイ・イギョンを守るような姿勢を見せていたものの、暴露者の主張が翻されるなかで、最終的に降板へと傾いた。

一方、元マネージャーの暴露によって「パワハラ疑惑」を受けているパク・ナレには、公式立場さえ出ていないにもかかわらず、放送界では特に目立った動きがない。

12月4日、韓国メディア『ディスパッチ』によると、パク・ナレの元マネージャーらは、ソウル西部地裁に不動産仮差押え申請を提出した。

パク・ナレ
(写真提供=OSEN)パク・ナレ

不動産の仮差押えを申請した理由は、パク・ナレが過ちを認めておらず、損害賠償請求訴訟に入った場合、むしろ財産を処分したり隠匿したりする可能性が高いという背景があった。また元マネージャーらは、在職期間中に受けた被害を訴え、1億ウォン(約1000万円)相当の損害賠償請求訴訟も予告した。

報道によれば、元マネージャーらはパク・ナレを相手に職場内いじめ、特別傷害、代理処方、進行費未払いなどを主張している。元マネージャーらはパク・ナレの不正行為を証明する資料を追加で裁判所に提出したと伝えられ、パク・ナレがつまみの買い出し、パーティーの後片付け、飲み会の強要、家族の用事、家事代行のような業務をさせ、私的に苦しめたと主張した。

『私は一人で暮らす』(MBC)などを通じて、他者への配慮や気遣いを見せ“好感型タレント”として位置づけられてきたパク・ナレであるだけに、元マネージャーらの暴露はそれ自体が大きな打撃となる。

これに対しパク・ナレ側は「確認中」という立場のみを伝えるだけで、口を閉ざしたままだ。

パク・ナレの立場表明が遅れるにつれ、焦りを感じるのは彼女が出演中の番組側だ。パク・ナレは現在、MBCの『私は一人で暮らす』『助けて!ホームズ』、tvNの『驚きの土曜日』などに出演しており、『助けて!ホームズ』は12月4日の放送でパク・ナレの出演部分を編集しなかった。

その結果、視聴率がわずかに下落したことで、『私は一人で暮らす』と『驚きの土曜日』側も敏感にならざるを得ない。

ただしイ・イギョンとは違うのは、イ・イギョン側が私生活の疑惑に即座に公式立場を明らかにし、強硬対応を示したにもかかわらず、MBC側が降板を決定した一方で、パク・ナレはまだ公式立場を出していないにもかかわらず、「ひとまず見守る」という姿勢でパク・ナレを抱え続けている点だ。

あまりにも対照的なイ・イギョンとパク・ナレへの対応。多くの人が疑問を抱くなか、パク・ナレ側が公式立場を明らかにした後、放送界がどのように動くのか注目される。

なお、イ・イギョンは最近、中村倫也の主演する2026年のTBS新ドラマ『DREAM STAGE』に出演することが決まった。

(記事提供=OSEN)

◇イ・イギョン プロフィール

1989年1月8日生まれ、ソウル出身。2012年の映画『白夜』でデビュー。ドラマ『ゴー・バック夫婦』『ウラチャチャ!?~男女6人恋のバトル~』『ジャスティス-検法男女-』など数多くの作品に出演。特に『私の夫と結婚して』では、主人公を苦しめる“最低な夫”を見事に演じて話題に。バラエティ番組でも活躍し、歌手としてもヒット曲『定時退勤』を徳永ゆうきとコラボするなど、マルチな才能を見せている。

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