日本と韓国で麻薬問題を起こして物議を醸した俳優たちが、同じドラマで共演する。日本のTOKYO MXは11月1日、「元KAT-TUNメンバーの田口淳之介が、12月22日から24日まで放送される3部作ドラマ『欲しがり女子と訳あり男子』に主演として出演する」と発表した。
続けて「9月に放送されたドラマ『モモの歌』に出演したパク・ユチョンが、今回の作品にも出演する」と伝えた。パク・ユチョンは3カ月ぶりに再び日本ドラマに出演し、日本での活動を本格化させている。
『欲しがり女子と訳あり男子』は、会社でセクハラ疑惑を受けて人生が一変した男性が、シェアハウスの管理人として左遷された後に繰り広げられる物語を描く作品だ。
主演の田口淳之介は2019年5月に大麻取締法違反の疑いで逮捕され、懲役6カ月・執行猶予2年の判決を受けた。パク・ユチョンも同じく2019年、覚醒剤使用の疑いで逮捕され、懲役10カ月・執行猶予2年を言い渡された。
パク・ユチョンは当時、容疑を否認しながら芸能界引退を宣言して涙の会見を開いたが、最終的に使用が立証され韓国芸能界から退いた。その後、日本で活動を再開し、日本ドラマ出演や現地ファンミーティング、コンサートなどを通じて日本芸能界に定着している。
一方、韓国ではこの二人のキャスティング報道を受けてネット上では、「あり得ないキャスティングだ」「韓国と日本の“麻薬俳優”の共演か」といった批判の声が相次いでいる。
◇パク・ユチョン プロフィール
1986年6月4日生まれ。小学校高学年からデビュー前までアメリカで生活。2004年に東方神起のメンバーとしてデビュー。グループ脱退後、ジュンス、ジェジュンとともにJYJを結成。歌手として活躍する一方で、ドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』『ミス・リプリー』『屋根部屋のプリンス』などを通じて俳優としても高く評価された。2019年7月、麻薬を使用した容疑で懲役10カ月、執行猶予2年の判決を受けた。
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